不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

L'ultimo Samurai

2004-05-15 15:09:10 | 映画
ultimo.JPG

ラスト・サムライ。
日本でもそろそろDVDが発売になりますね。

イタリアでは一足先に発売になっていました。
映画館で3回も観た上にやっぱりDVDも買ってしまったわけです。
2枚組みで24,90ユーロでした。
日本円にしたら3300円くらい、ちょっと高いのかなぁ。

買ってきただけで満足してまだ観ていない・・・。
週末に鑑賞しようかな。

イタリアと日本はテレビの出力方式(だかなんだか)が違っていて
日本がNTSC方式、イタリアはPAL方式。
この違いのせいで、ビデオも互換性がなく
DVDもやはりPAL方式とNSTC方式があって互換性なし。
リージョンコードは同じだけど。

うちにはPALとNTSCの両方に
対応しているテレビデオがあるわけです。
(今となってはビデオはほとんど出番ないけど)
で、現在うちにはDVDデッキというものはありません。
PS2をそれ代わりに使っていますが
このPS2はイタリアで購入してPALのみ対応。

なのでイタリアで購入するDVDは問題なく見ることができますが、
日本で購入したものは不可だと信じていたんです。

でも先日、友人に
「テレビ自体がNTSC方式に対応しているなら
日本のDVDも観られるんじゃないの?」
といわれ、今試してみたら
(因みに試しに入れたDVDは
「ブルースリーの生と死」。なぜかね。)
なんとちゃんと観られるじゃないか!

これは快挙。
あぁ、神様のDVDも
これで心置きなくイタリアで観られるじゃないか!!
とても嬉しいのでありました。

あ、ラストサムライについて書いていたのだった・・・。


Lamborghini in Polizia

2004-05-15 04:51:17 | うんちく・小ネタ
CawcaBlog
面白い記事を発見したのでトラックバック。

イタリアの警察というのは、
交通警察・警察・警察軍などあって色々複雑ですが
(私もいまだその管轄範囲など理解不能・・・)
薄めのブルーのボディーのパトカーを使用している警察Polizia。
で、ここにランボルギーニのスーパーカー使用の
パトカーが導入されたようです。
嬉しそうな顔して乗っているイタリア人までも楽しめる写真はこちら

一瞬冗談?もしくは映画で使うの?とか思いますが、マジです。
5月14・15・16日には警察誕生152年を記念して(?)
この新車お披露目がローマで行われています。
たった一台しかないんですけどね、Lamborghini Gallardo。
警察のほかのパトカーと同じようにブルーの車体。
外観モデルは典型的なパトカーと同じです。
すごいですねぇ。
10気筒・500馬力・時速300キロ。
内装も含めてお値段は200,000ユーロ
(2千6百万円くらい?マジ?)だそうですが、
この警察が所有する一台は
ランボルギーニ社からの寄贈なのでタダですね。

最新テクノロジー搭載らしいですから。(役に立つのか?)
例えばサテライトシステムのナビつき、事件の一部始終を自動録画、
録画もしくは撮影した情報は即刻本部へ転送、
警察の持つデータバンクへの接続、ナンバープレート認識システム、
無線システム(どうやらこれは従来のものらしい)。
ジェームス・ボンドのような人が使わないと意味ないのでは?
せいぜい盗まれて悪用されないことを祈ります。

内装で目を引くのは!!
いつも警察官がブーツの脇に差し込んだり手にぶらぶら持っている
「ストップ札」(赤丸がついているパレット)を
収納するフックがついているところ!おちゃめ。
あのパレット振りかざしながら飛ばすつもりなのでしょうか・・・。

でこのスーパーパトカー、何のために使うかというと、
サレルノ-レッジョ・カラブリア間の高速道路での
緊急事態に対応というのが主な使用目的のようですが、
これだけ速い上に、
誰にも気兼ねなくスピード違反ができるわけですから(笑)
血漿や移植臓器の輸送などの緊急医療用にも使用されます。
(それなら救急車にもランボルギーニを導入してみてはどうか・・・)

その昔ローマでフェッラーリのパトカーが活躍した時代。
Ferrari 250 GTE 2+2というタイプだったそうで、
1962年11月24日にお勤め開始。
わずか数日で新聞を賑わし伝説になったこのフェッラーリは
車体は赤ではなくなぜか黒かったみたい。
時速225キロのこのパトカーを操っていたのは
1927年シラクーサ生まれのArmando Spatafora。
彼とフェッラーリのおかげでその頃は
「大人になったら警察官になりたい」と夢見る少年が多かったとか。
同じ効果を狙っているのかイタリア警察?

まさか、他のパトカーと同じように
「お昼の時間だ」「マンマの手料理がさめちゃう」
「彼女とディナーの待ち合わせなんだ」と
ごくごく個人的な理由でサイレン全快にして
ブンブン飛ばして帰路につく、
なんてことには使わないでいただきたい・・・。