不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

La prevenzione della filariosi

2004-05-14 14:27:12 | Billy,Layla e Ciccino
蚊の季節がやってきます。
アルノ川のせいなのか、蚊の多いフィレンツェです。
でも日本の蚊と違ってでかいし、動きも鈍い・・・ので
捕獲は比較的簡単です(笑)。
昨年はトラ蚊(Zanzara Tigre)が猛威を奮って
人体に色々被害も出たので
今年はなんと、先日のフィレンツェ市からのお知らせで
「蚊発生抑止対策」なるものが届きました。
市を揚げて各通りの側溝の清掃を心がけ
(人体に害のない)薬剤で蚊のタマゴの駆除をするとか。
で、各家庭でも余計な水溜りを作らないように
また水が溜まる可能性のあるものを道端に投げ捨てないように
などの勧告と協力を訴えています。
(というか道端に物を捨てること自体を改めようよ、イタリア人)

私自身はどうにも血がまずいらしく
蚊なんて寄ってもこないのですが、
我が家にはワンコとネコがいるので、
彼らのために液体蚊除け器(しかもタイマーつき)を
3月からセットして対応しています。
そして、ワンコには毎年4月から12月までは
フィラリア予防のお薬を。
cardotek.JPG

一箱6錠いり。
(というか一口大のお肉に加工されているので、実際には「錠」ではないけれど)
4月から12月まで9ヶ月間服用と獣医さんが言うのに、
一箱には6錠しか入っていない理不尽さ。
この薬は薬局で購入しますが、獣医さんの処方箋が必要。
で、私は処方箋を書いてもらうときに毎年
獣医さんからお薬の「不足分」をちょうだいするのです。
もちろん獣医さんのところには薬剤会社から配られる
試供品というか、診療所使いのというか
一粒づつ個装されたものがいっぱいあるわけですから。
写真では左側が薬局で購入したもの、右側は頂きもの。

ビリーはこれを嫌がりもせず、
おやつと勘違いして、ばくついてくれるので
基本的なフィラリア予防は簡単です。
あとは蚊をできるだけ近づけないようにするくらい。

で、処方箋をもらったときに獣医さんに質問。
ネコはフィラリア予防しなくていいの?
(診療所には猫のフィラリアについてのポスターも貼られているし)
「いらないわよ。ネコは。」
なぜ?
「フィレンツェの街中のネコは
フィラリアに感染する可能性が低いから、
あんたのとこのデブちゃんは家ネコでしょ?」
そうだけど、ワンコとネコはこうも違うのか…。
ふーん。






Cerotto liquido

2004-05-14 00:55:49 | 日記・エッセイ・コラム
液体絆創膏。
日本ではとうに発売になっていたんですね、知りませんでした。
イタリアではようやく発売になるそうです。

アメリカでは発売から6ヶ月で発売元のJohnson&Johnsonの
市場占有率が38%から46%に伸びたそうで、
イタリアでも同じ効果が出るものと期待されているようです。
(もちろん期待しているのはJohnson&Johnsonですが)

イタリアにも絆創膏を発売している企業がいくつかあります。
Pietrasanta(33,1%)
Johnson&Johnson(29,3%)
Beiersdorf(20,40%)
その他
因みにうちにあるのはなんだろう、と思って薬箱をチェックしたら
全部Beiersdorfでした。
うちには暴れん坊が二匹いて、
なぜか、飼い主は生傷が絶えない・・・。
なので、絆創膏は常備品。

水に強くてはがれず、
透明で目立つ部分にも見てくれを気にせずつけられる。
これからの季節、バカンス。
海で素肌を晒す機会が多くなるイタリア人にとっては
嬉しい商品なのかな?

深く大きな傷には不向きだと説明がありました。
私には不向きなことのほうが多いかも?