不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Il Trippone

2004-05-22 14:43:20 | Billy,Layla e Ciccino
ねこにゃ
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cic01.JPG
私のPCの後ろで長く寝そべるチッチーノ。
そこが暖かいのはよくわかるし
そこで寝てしまいたい気持ちもよくわかるんだけど、
デブチンが放熱を妨げるので
PCは途中で熱を持ちすぎて
ファンがすごい勢いでまわり出すのでやめていただきたい…。(願)

私だって負けずにPCと壁の隙間をできるだけ狭めてみたり
微々たる努力をしているので
必ずしも毎回こうなっているわけではないけれど。

頭はなんとか入っても
腰周りが裏側に入り込めないっていうのはどうかと思うよ・・・。

うちに着たばかりの頃の小ぶりさにくらくらして
チッチーノ(Ciccino)なんてかわいらしい名前をつけたけど、
今となってはその名前が恥ずかしいほど大きくなって・・・。
改名したいよ、トリッポーネ(Tirippone)に。

もらわれてきたばかりの時はぎすぎすに痩せていて
色々小さな病気を抱えていたせいもあって
獣医さんにも「生きられたら奇跡」とまで言われていたのに。
だからね、痩せているよりは
ちょっとふくよかでもいいよと思うんだけど
先住犬のビリーより大きくなるとは誰も予想しなかったよ・・・。

これからはくれぐれも
成人病にかからないように気をつけようね、チッチーノ。


La conclusione , prima di tutto

2004-05-22 00:58:44 | うんちく・小ネタ
J-tentenさんのJ'sてんてんてまり
の「先に結論ありき」にトラックバック。

イタリア語も他のヨーロッパ言語と同じように
まず先に主語(動詞の活用によって推し量られるため
省略されることが多々ありますが)、
そして否定の場合は否定句が来て、動詞。
そのあとにやたら滅多に言葉を足して修飾していくわけです。
つまり文の始めで
すっかりそのフレーズの骨組みは完成するわけです。

日本語は逆。
最後の最後まで聞かないと
「肯定」であったのか「否定」であったのかわからない仕組み。
この曖昧さが日本語の表現を豊かにしているともいえますが。

しかし、この差は大きいですよね。
まず通訳なんかしていると非常に難しい。
イタリア語から日本語に訳すのは比較的楽なんですよ。
最初に「肯定」か否かがはっきりするので
日本語にしたときには
最後で調整してあげればいいのです、文末で。

ところが逆の場合は
日本語を最後まで聞いて確認して
イタリア語にしないと
まったく逆のことを言ってしまうという罠に
はまる可能性があります。
なので、同時通訳はできかねる(と私は思う)のです。

最近では回りくどい日本語の言い回しを聞いていると
(二重否定とかねぇ)
「さて、今のは何を意味していたのだ??」
と思考回路が一瞬とまってしまうことがあります。
で、イタリア語にしてしまうと
ただの肯定文(ちょっと強調つき)に成り下がっていたりして
それこそ、こういうニュアンスじゃなぁいと
地団駄踏むことになります。

j-tentenさんのところでは
この構文の静岡弁に関して説明があるのです。
私も静岡県民。
はて、そういう使い方をしているかしら?
いわゆる倒置的強調構文だと思うんですけどね。
気づかないうちに使っているんでしょうね、きっと。
ということは静岡県民は実は外国語の習得に向いているのか?


Il transito di Venre sul Sole

2004-05-22 00:06:10 | 日記・エッセイ・コラム
先ほど読んでいた記事の中に
ローマに新しいプラネタリウムが完成して
5月26日にオープニングパーティーとか。
私的にはイタリア人とプラネタリウムという組み合わせが
あまりしっくりこないのですが
それは偏見ってモノなのでしょうか…。

そしてついでに6月8日に起きる
天文学的現象についても読んでみました。
なんと124年ぶりの大イベントらしいですね。
(因みに世界では122年ぶり、日本は130年ぶりだそうです)
だいたい250年に四回の割合で生じる現象なんだそうですが。
金星が太陽の上を通り過ぎるのだそうです。
もちろん太陽ですから直視は危険でしょうけど、
ちょっとそんな大イベントなら見てみたいなぁと思ったりして。
太陽の上を小さな黒いものが動いていくわけですよ。
ちょっと気持ち悪い。
今だからこそ、それこそ技術が発達して知識も身についたから
「そういう現象です。」「貴重です。」
といって納得するけれど、
大昔、そんなこと知らない時代には
とてつもなく恐ろしい現象だったんでしょうねぇ。
悪魔がやってくるとか、不吉な知らせとかそういう…。

日本では午後2時過ぎから日没まで観測できるようですが、
イタリアでは朝7:20から約3時間の観測が可能なようです。
イタリアでの観測の様子はこちら
オンライン中継の予定らしいです。