Always Autumn

Letter from Perth

でかレモン

2008-06-27 22:16:01 | 花や木や鳥の話
パースは気候的には地中海気候に似ているためか、レモンやオリーブなどが良く育ちます。

我が家の庭にもオリーブの大木と、レモンの木がありますが
レモンの方はちょっと剪定をしないとな、という感じ。




この写真を撮ったのは2日前。
空は雲ひとつない快晴でしたが、その日の夕方からいきなり天気が崩れ始め
その見事な変わりっぷりにちょっと驚きました。

で、今日は土砂降りでした。
万年乾燥のパースにしては、今年は雨が多いみたいです。

レモンは、ほぼ一年中花が咲いては実を付けている面白い木ですが
夏場は乾燥しているので、中身がぱさぱさだし、ちんまりした実がほんのちょっとなる程度。

我が家のレモンの旬は今頃から、初夏ぐらいまで。
この時期の実は、みずみずしくてとても甘さがあるのです。

何年か前、友人のご主人が
「この季節のYourレモンは甘くておいしい。そのまま食べても平気なぐらいだ」と言うや否や
木からその実を一個もぎ取り、文字通り、そのままかぶりついてペッペと皮を出しながら
丸ごと一個召し上がってしまいました

何という野生っぷりなのでしょ。

“そのまま食べても平気なくらい”と言うのは、ほんの例えだと思った私達は
驚いて開いた口がふさがりませんでした・・・。

そして旬のウチのレモンは、サイズが半端じゃなくでかいのです。

昨日、収穫した実の中で一番大きかったのがこれ。
どこの日本人家庭にもある、あのソースボトルの隣に並べてみました。




片手に持つと、ズシッと重たいです。




何と言いますか・・・手に余る大きさ?(笑)

ついでに何グラムあるか測ってみれば、684グラムありました。



面白くなったので、今度はメジャーで胴周りを測ってみれば、34センチ。

直径は、私が使うマグカップには収まりきらない10センチ。

レモンティーにしようと薄く輪切りにしましたが、カップの縁にギュウギュウつっかかってしまい
普通の薄切りレモンのように、優雅に浮かびませんでした


この日、スーパーのビニール袋に目一杯、5袋分収穫したので一袋は友人に
もう一袋は斜向かいの家に住む、一人暮らしのおばあさんに差し上げました。

そのおばあさんの家の前には、バス停があるのですが
今日、学校帰りの息子がそのバス停で降りたら、その方が丁度お庭にいて
息子にホームメイドのレモン風味パウンドケーキを渡して下さったの。

レモンのお礼だっておっしゃって。
息子は突然のことだったのでびっくりしたそうだけど、ちゃんとお礼は言ったみたい。
ケーキ付で、全速力で帰って来た息子に私もびっくりでした。

早速おやつに頂いておりました。

「ママさ、またレモンを持って行ってあげなよ、喜ぶよ」って・・・

うん、まあそうするけども。
君は何か期待していないかな、こら

たくさんのレモンを使い切るのに、しばらくは必死になりそうです。

料理に使ったり、お酢の代わりにドレッシングに使ったりホットレモンにしたり
しぼり汁を冷凍しておくのも良いかも。
とにかく、アイディアを総動員してがんばってみましょうかね。
ビタミンCでしわ撃退・・・なるかどうか


困るのが、お菓子作りの本に材料として「レモン一個分の絞り汁」とか書いてある時。

もう随分前のことですが。
こちらのお菓子の本を見ながら、レモンバターを作ろうとしたことがあるのです。

そしたらその本に、例によって「レモン一個分の絞り汁」と書かれてあったんですな。

私は、きっとここではウチのレモンは標準サイズなんだろうと思い込んでいたので
でかレモン丸ごと一個分の汁を使ったら・・・
これが大失敗

煮るうちにかたまってくるはずだった物が、レモンの汁っけが多すぎて固まらないのなんのって。

おかしいな、おかしいなと焦りながらも鍋の中身をかき混ぜていたけれど
砂糖がだんだん煮詰まってカラメル状態になり、黄色になるはずのレモンバターは
単に茶色のどろどろ液と成り果ててしまいました。

あ~あ。
嫌なことを思い出してしまった


それからはなるべく「レモン汁〇〇cc」と書かれてあるレシピを使うことにしています













Comments (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あの梅干しをもう一度

2008-06-23 23:00:00 | Weblog
実家の庭に梅の木があって、今頃の季節は青々とした実がなっている(はず)。

生前の母はその梅の実で、父が家庭菜園で育てた赤紫蘇を使い
それはそれはおいしい梅干しを作ってくれたものだった。

その母が17年前に亡くなってからは、父がそのお役目を引き継いでいた。

ただ、父の場合は梅酒になる率の方が高かったようだけど

父の梅干し作りは、軌道に乗るまで大変。

「どうしても、かびが生えるんだよなぁ」と、常に冷静で穏やかな父が梅相手に業を煮やしていた。
時々かかって来る国際電話越しに、父のいら立ちがひしひしと伝わって来たものだった。

そして梅干し作りに挑戦し始めて、2年目のとある日の電話。

父は珍しく上機嫌

「“かびが生えないようにするには、焼酎を吹き掛けると良い”って
本に書いてあったんだよ」

本を見て、梅干し攻略法を発見したらしい。

「うんうん、それで

「だから、さっきな・・・

焼酎を口に含んで、ぶわーーっと梅に吹きかけてみたんだ。

今度はうまくいくはずだから、待ってろよ」

「えっ
い、今なんとっ
この時、有に1分間受話器を握り締めてかたまっていた私

「あの、ちょっとお父さん・・・」

「うん

「“うん?”じゃなくて 
そんなことしたらまずいよ、汚いじゃんっ

「・・・まずくない、良い焼酎だ
ついでにちょっと飲んでみたら、美味かったよ」

「だから、違うってば
あのさっ、吹きかけるっていうのは、口に入れてブーッじゃなくて
霧吹きを使うんだよ、き・り・ふ・きっ

「・・・霧吹きぃ?」

一瞬の沈黙・・・
私はショックを通り越して、今度は笑いが止まらない。

「そうか 霧吹きか。なるほど、吹き掛けるって、そういう手もあったか」

「“そういう手もあったか”じゃなくて、それしかないでしょ~普通っ

やがて爆笑し始めた父。
どうやら、その焼酎がだいぶ回っていたようだ。

ところが父の開発した秘術、焼酎霧吹きのワザにも勝てず、その年の梅干しには
やはりかびが生えてしまっておだぶつとなってしまった。

でもあの年の梅干しが成功したところで、食べるのはちょっと遠慮させていただいたかも・・・。

その翌年、父が梅干し作りに挑戦し始めて3年目のこと。
とうとう悲願は達成された。

赤紫蘇の綺麗な色、香りを持つおいしい梅干しが出来上がった。

「焼酎は、ちゃんと霧吹きで吹きかけたんだぞ。お前がうるさいから」と父上。

私がうるさいから、じゃないでしょ

でも3年待ったあの梅干しは、父の愛情がこもっているようで最高においしかった。


あの頃は自家製梅干しが送られても大丈夫だったけれど
その後、オーストラリアでは個人の食品輸入規制に厳しさが増して
そういう自家製の食品を、日本から送ることはできなくなったんだわ(多分)。

あの時だけでも味わうことができて、本当に良かった


そんな父も3年前に帰らぬ人となり。

今はもう2度と口にすることができない、あのおいしい梅干しを
この季節になるとただひたすら懐かしく思い出して、心がいっぱいになる。





Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

It doesn't playっ

2008-06-21 22:36:55 | 音楽
私はキッチンで、音楽をガンガンかけながら作業をするのが好き。

ただでさえ狭いキャビネットの端に、CDプレーヤーがどんと陣取っているのもそのせい。

念願のColdplayの新作アルバム「Viva La Vida」をやっと買えたので
夕食の準備はこれを聞きながらできるんだと、いそいそ再生ボタンを押してみたら・・・

「ブビブビーーーッブブブーッ」と、わけのわからないサウンドがお出まし

「・・・Oh」

聞いていた旦那、娘、私はアレっと顔を見合わせる。

ブビブビの上に乗って歌のような物が聞こえるけれど、絶対に変。

「音が変だよ~」と娘。

「変だな」と旦那。

「ああ、でも彼らさ、新境地を開拓したって話だよ
苦しい言い訳をする私。

旦那は腕を組みながらプレーヤーを睨み、「これじゃ新境地すぎる」と
一旦CDを取り出して、もう一度セットしてみる。

でもやっぱり、ダメ・・・。

娘も私も気分がズドーーンと沈む。

It doesn't play Coldplayか・・・しゃれにもならないじゃん


ものすごく楽しみだった物を、いざ使おうとなると
何かが足りなかったり壊れていたりで、うまくいかない・・・
そういう話はどこにでもあるんだけど
我が家には、その手の話が多過ぎる気がする(笑)

気を取り直して、パソコンならどうかなと再生してみたら・・・

あっ、これは大丈夫だ。
更に、居間のステレオシステムの方でも、再生ができた

娘と一緒にやったやったと大喜び。
キッチンでガンガン聴くのは諦めたけれど
とりあえずは、何とか聴けるのでほっとした。

ようやく聴けたアルバムの方はやっぱり良くて、感激もひとしお。

今度のは、スケールが大きくて壮大な感じがする。
聴けば聴くほど味が出る。
でも、こちらの新聞の批評を読んだら「頑張り過ぎたようだ」と。

いやそれは、大いに結構じゃないですか。
頑張ることは良いことよ、うん

ついでにキッチンのCDプレーヤーも頑張ってよ

このプレーヤー、昨日までは問題無かったし
買ってまだ2年ほどなのに、どうしちゃったの。

そこまで考えたら、ひょっとひらめいた

試しにスピッツや中島美嘉のCDをかけてみれば~~
やっぱり

全然問題無し

ほほぉ。
そう来たか・・・

よし、Silverchair(オーストラリアのバンド)はどうだっ

「ブブビーーブブブ・・・」

・・・って、おいっ

英語は再生できませんって言いたいの、アンタ。
何を考えておるのかね。

これでわかったこととは、つまり。

このCDプレーヤーは、持ち主の私に似てしまい
英語が嫌いなのであるということに他ならない

そう言えばいつもキッチンで聴くのは、ジャパニーズばかり。
←英語だと口ずさめないんで

「ちょっとさ~。日本語の歌だけじゃなくて、英語の歌も好きになってよ」。

かたくなに英語を拒絶するCDプレーヤーに、そんな文句を言ってみた・・・。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガス欠の解決法~西オーストラリア流

2008-06-19 21:18:21 | この国とかパースのお話
今月初めに起きた北部ガスプラントのパイプ爆発事故のせいで
州に供給されるガスの三分の一が減ったために
鉱山関係、観光業界、ワイナリーなど多方面に影響を与えている。

今日のニュースだと、ワインの値段も上がるかもしれないって

そりゃ大変だ
これを聞いたらさすがに焦って来た
ちと、ワインを買いだめしといた方が良いな

昨日はとうとう州知事自ら、全州民に向けて
「ガスや電気を真剣に節約することへ協力して下さい」とのお達しが出た。

① 寒い時は、すぐにヒーターに頼るよりも、着こむこと。
② シャワーは短めに。
③ 使っていない電気はこまめに消しましょう。

などなど、CMで何回も。

夜更かし好きの私も、早く寝ないとダメってわけか。
つまらんな・・・。

そしてつい先ほどのニュース。

「パースでAFL(オーストラリアン・フットボール・リーグ)の夜の試合を多くすれば
電気の節約になるはずだ、という点で検討する」と言う。

ちっ、ちょいとお待ちっ
何でそこにフッティー(=フットボール)が出て来るのっと思ったら

「その試合を見るために多くの市民が出かけるから、各家庭は空になり
電気やガスを使わずに済むだろう」って~

それ、本気でおっしゃっているんですかっ

すごいな、どういう節約だ

この国のおえら方ね。
どこからどこまで本気なのか、時々わからなくなるんだよね


でも、そうするとウチは非国民・・・じゃなくて非市民だわ。

フッティーは嫌いじゃないけど、わざわざ見に行かないもん








Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早く来ないかな~Coldplay 

2008-06-17 23:44:23 | 音楽
UKロックバンドのColdplay(コールドプレイ)が最新アルバムを発表

我が家では家族そろってこのグループのファンのくせに、まだCDを買ってないっ。

日本では先週の11日に発売されたんだけどね。
こっちでは14日(土)が発売日だった。

週末は忙しかったし、昨日も今日も寒くて
外に出たくなかったから、まだお店に行ってないんですわ・・・
(なんで一人で言い訳してるの)

ネットでちまちまと見たり聞いたりしているけれど、早く全曲を聴きたいなぁ。

彼らはと共にLPレコードでも出すので、そっちは注文してある。

日本の通販サイトにあったけど、商品はアメリカ輸入盤。
LPの発売が昨日だか今日だから、我が家に届くのはあと5~6日ぐらいかかる。

先日、旦那が買ったレコードプレーヤーを、早速試してみる良いチャンス
ああ、早く届かないかな・・・。


あれは5年前の2003年のグラミー賞。

その年、コールドプレイは「Clocks(クロックス)」と言う曲で
「最優秀レコード賞」を受賞

受賞曲を演奏していたリーダーのクリス・マーティンの熱演が
ものっそい迫力だった。

思えばそれがきっかけで、娘を中心に家族みんなでColdplayを聴くようになったんだっけ。

今度のCDはU2(これも好き)を手がけた方がプロデュースなさってるから
ちょいと期待してるけど、さあ、どんなものかな。
とにかく楽しみ



我が家のティーンエイジャー二人が大好きな動画は、これ。

Coldplayアルバムタイトル曲の「Viva La Vida」に乗せて
背景がゲームのシーンになってるやつ

でも絵が綺麗で、曲の雰囲気にも合ってて感心したよ。

この曲はiPodとiTunesのTV CMでも有名らしいけど
別の動画で見るのも良いかも、ということで

Kingdom Hearts - Coldplay - Viva La Vida








Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久々のレコードプレーヤー

2008-06-15 00:44:05 | 音楽

CDというデジタル音の世界に慣れて久しい。

それでも旦那は、昔のアナログ音を聞きたくなる時があるそうだ。

家にあるレコードプレーヤーは、いい加減ガタが来ていて
曲のスピードが、うにゅうにゅと速くなったり遅くなったりするので
キャビネットの上でずっと放置状態。

せっかく山とあるレコードが聴くに聴けない状況で、もう何年も経っていた。

そしたら昨日。
旦那が仕事の帰りに、いきなりこれを買って来た

アメリカ製のレコードプレーヤー。




特価でその商品を売っていた電気店では、ヘッドと言うのか
レコード針の部分が、なぜか盗まれていたらしい
仕方がなく、店の人がもう少し上等なヘッド部品を、無料で付けてくれたそうだけど・・・

開けてびっくり
そのパーツは、針から細かなワイヤーから何もかもバラバラ。
旦那は、パーツはもう組み立ててあるものと思っていたそうだ。

家に帰って即、アナログ音楽の世界に浸れると楽しみにしていたらしいのに
何て言うか・・・お気の毒?

説明書を広げ、懐中電灯を手元に置いていざ、作業を開始する旦那。

『・・・って自分で組み立てるんかい、それを』
つい、憐みの目で見てしまう私。

どこぞの大手家具会社の〇KEAを思い出す・・・
(余談だけど。ここの家具を組み立てるのは、マジに大変

それでも着々とパーツを組み立てていき、格闘の末1時間後には
ようやっと針のヘッド部分が完成

本体に取り付けて、大昔のLPレコードをかけてみる。

ぷちぷちとか、さ~~っという独特の音とともに
ロックなんだけど、やわらかく暖かみのあるレコードの音が響き始める。

うわ、めちゃくちゃ懐かしい感じ
たまには良いな。

レコードプレーヤーは英語でTurn‐table。訂正があります。追記参照お願いいたします。)

ハイテク時代に生きる息子は、それがどんな物かピンと来なかったようだ。

テレビや映画でDJが使うのは見たことがあるけれど、ホンモノは初めて見ると言う息子。

目の前でくるくる回るLPレコードを見ながら
彼の目もくるくるしていたなんで蚊取り線香・・・

世代の違いだなぁ(笑)

綺麗ですっきり無駄のないCDの音とは、また違った良さがある。

最近、レコードと共にプレーヤーも復活し始めたというのは
そういう音をまた聴きたいと思う人が増えてきたからなのかな。


これでもか、これでもかと日々進化を続けるテクノロジーの威力には実に恐れ入る。

でも、人間たまには原点に戻ってみるのもいいものだわ


2013年1月7日追記+訂正とお詫び●○●○●○●○●○●○●○●○●○

読者のsuomi様から、以下のような貴重なご指摘をいただきました。
コメント欄にお返事を書かせていただくよりも本文の方が良いかと思い、そうさせていただきます。

『レコードプレイヤーは、英語では"Record Player"です。
それを"Turn‐table"というのは、今風の言い方。特に、「レコードプレイヤー」が日本独特に言い方、と言うわけではありません。
そもそも、"Turn‐table"は回転盤のこと。レコードを乗せる回転盤以外のお皿も世の中では回っているのですから、それらも含めて"Turn‐table"です。』

suomi様、どうもありがとうございます。

このブログ記事は5年前のものでした、拙い表現で申し訳なかったと思います。

自分の上の文章、“レコードプレーヤーは英語でTurn‐table。”と断言するのは間違っておりました。

やはり普通にレコートプレーヤーとも呼びますね、ここに訂正してお詫び申し上げます。

ついでに、Turntableで一語でした

ただ、オーストラリアでは"Turntable"とよぶ人が多いので、ああそうなんだな、と思ってしまったわけです。

WikipediaでTurntable→Phonographで調べましたところ、このような一文がありました。

【Australia;
In Australian English, "record player" was the term; "turntable" was a more technical term;】
(オーストラリア英語では、レコードプレーヤーは用語で、ターンテーブルはより専門的な用語である。)

オットは家で趣味の音楽スタジオを持っており(本職は放送関係)、地元のミュージシャンたちが出入りしていますが
その人たちもやはり“Turntable"と言っているので、もしかしたら業界の人はそう呼ぶのかもしれません

オットに聞いてみたところ、CDプレーヤーなどと明確に区別するために"Turntable"と呼ぶ人が多いようだ、とも申しておりました。
どうやら、この言い方はオーストラリア英語で特に使われるようです。

いろいろと勉強になりました。
このような専門的なことは最初からもっと調べてからブログに書くべき、申し訳ありませんでした。
以後、気をつけようと思います。

suomi様、どうもありがとうございました。

 

お~たむ







Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガスプラント事故の影響~西オーストラリア

2008-06-11 22:52:27 | この国とかパースのお話
先週6月2日(火)に起きた、西オーストラリア州北西部の天然ガスプラントで起きた爆発事故が
工業・観光業界などに大きな影響を与え始めた。

全州におくられる3分の1近いガスが供給されなくなったため
大手の企業でのガスの使用に、困難が生じて来ている。

新聞に大きく取り上げられていたのは、西オーストラリア経済に重要な位置を占める鉱山関係と観光業界への波紋。

西オーストラリアは鉄鉱石・ボーキサイト(アルミニウムの原料)金・ニッケルなど様々な資源の宝庫。

鉄鉱石の輸出量は世界の3分の1にも及び、日本は長いこと1番の輸出先だった。
今は中国の方が若干、多いらしい。

それらの精製を行うのに、多くの火力を必要とするのでガスは重要になる。
このガスプラントの事故で、輸出量が減ることになると危惧されている。

事故が、観光業界にも影響を与えると新聞にあり
『へぇ、そんな所にも影響が出て来るのか』と久々に真面目に読んでみた。

ホテル側では、ガスの供給が保たれないと、宿泊客が使う風呂の湯を確保することも
ままならないし、レストランでは料理を出すことも難しくなる。

やむを得ず、宿泊客を断らなければならない所も出て来ているとか。

ホテル側と提携しているクリーニング業者は、シーツなどの洗濯ができないので
他州に応援を求めることになる。

西オーストラリアの8割のホテルグループの洗い物を手掛ける、大手クリーニング会社は
そのおかげで実に週25万ドル(≒2500万円)の損失となるそうだ。



新聞を読んでから、観光業とは直接の関係者ではない私でも、ちょっと心配になってきた。

こんな状況下、友人・知人がパースに来るとかいう話になったら
「どうぞいらっしゃいまし」と言うべきか
「あいや、ちょいとお待ち」と言うべきか。

こちらが下手なことを言って、来てもらえなくなるのは寂しいし。

でもここでこんなことを書いちゃったら、思いっきり気分がそがれるんじゃないの(笑)
大丈夫だから(多分)ぜひいらして下さいね


とりあえず、一般家庭には今のところ影響は無いようだ。

我が家ではガスヒーターやガスコンロを使うけれど、特に問題は無し。
でも一応、ガスをあまり使わない料理をしたり、重ね着をして
なるべくヒーターを使わないように心掛けてみる

ちなみにパースは今が冬。
は降らないけれど、ヒーター無しではそれなりにスースー寒い日もある。

石炭による火力発電所の援助で、急場を凌ぐらしいけれど
ガスプラントがまともに復興するのは、あと2カ月はかかると言う。

この国で修復に2か月と言えば、少なくともその2倍は時間がかかる(笑・・・っちゃだめなんだけど)。

西オーストラリア州に与える経済的な損害は、莫大な金額になるらしい。
州知事さんはどうにかしようと、頑張っている様子。

つい先ほどのニュースでは、政府からも援助金が回ることになったようだ。

おや、珍しい
今回は対応が早かったよ。

前のハワード首相の時から感じていたけど
政府は、西の州が困っても何気に無視する傾向なんだよね

そちら(西)のことは、そちらで解決しなさい、みたいな

・・・ってさりげなく愚痴ってみたり


よし、これを機会に、ガスでもなんでも、より一層の節約に努めることを約束しよう(誰によ)














Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミソシル、ヒサシブリ

2008-06-09 23:23:55 | Weblog
オージーの旦那も子供達も、日本食が大好き。

私が料理する日本食などもちろん本格的なものではなく、ことごとく“なんちゃって”がつくけれど。

一応、家族からのリクエストが多いのは
茶碗蒸し、うどん・そば から揚げ、肉じゃが、親子どんぶり、鶏肉大根(って言うの?)
いんげんの胡麻和え、手巻き寿司にお味噌汁などかな。

初めてパースに住むようになった20年前とは比べ物にならないほど
日本食がこの国に浸透してきている(ことは前にも書いたっけ)。

そして食材が実に豊富に出回るようになった。

昔は市内まで出かけなければお味噌なんて手に入らなかったのに
この頃は極一般の大きなスーパーなら、普通に味噌を売っている。

豆腐も日本のに比べればそりゃ大雑把な味だけれど、ちゃんとしたのが
スーパーや中国食料品店に行けばいつでも手に入るし

ただしアジの干物とか、たらこがないんだわ・・・。


今日の夕食は有り合わせの物で、手巻きずしとお味噌汁。

スーパーで売っている味噌は小さいパックなので、すぐに使いきってしまう。
大体いつも、2個ぐらいは買うのだけど、それらも少し前に終わってしまって
そのまま買い足すのを忘れていた

金曜日にやっと買えたけど。

さて。
キッチンで一人『そう言えば、しばらくお味噌汁を作ってなかったよなぁ・・・』と
ボンヤリ考えながら豆腐をお鍋に入れようとした、まさにその瞬間・・・っ


「オーマイガァーーーッド!!!」

・・・と私のすぐ背後でドスの利いた叫び声

びくぅっとして振り向けば、目をまん丸にした息子がぬぼっと突っ立ている。

「WhaaaTっ?!」(“んだよっ”)

あやうく豆腐が床の餌食になるところだったっつーの

息子はお鍋を凝視しながら、ただ黙って突っ立っている。

「なんなのっびっくりさせないでよっ

すると彼はぼそっと一言。

「ミソシル」

「・・・みそしるが、何っ

「ヒサシブリ

そうだった

息子は家族の誰よりも食べ物ラブだから、何かとリアクションが派手なのだった。

「・・・何、そんだけ
人を驚かせておいて、まったくもう

「うん、そんだけ」と言いながら、何事もなかったように立ち去る。

ついでに去り際にちゃっかり
「ママ、Put in アブラーゲ、してね」と指示(捨てゼリフ)するのも忘れない。

油揚げ、入れろってか。
・・・しかしどういう日本語なんだ、それは


それにしても困ったもんだ。
味噌汁どころの騒ぎじゃない。
こんなことを書いていたから、急にあれを食べたくなってしまったよっ

絶対に宝くじを当てて、日本に帰るっ


・・・アジの干物を食べにさ(笑)





















Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

強い子のマイロ♪

2008-06-06 10:58:41 | Weblog
世界最大の食品・飲料会社、ネス〇社の麦芽飲料「ミロ」。

オーストラリアでは「マイロ」もしくは「マイロー」と発音されるこの飲み物。

これはネス〇社が開発した商品ですが、実は発祥の地はオーストラリアなのです

トーマス・マイン(メイン?=Thomas Mayne)という人が作ったマイロが
1934年のシドニー・ロイヤル・イースター・ショーで初めてお披露目されたそうです。

その後、1950年にマレーシアに紹介され、以後同国のマイロ消費量は実に
世界のマイロ消費量の9割を占めるほどの人気だそうで


私は例のCMの歌は良く聞いたけれど、日本でこれを飲んだことはなく
21年前に初めてオーストラリアを旅した時に、マイロ初体験となりました。

でもあの時、作って下さったオージーの女性に
「Would you like some マイロー?」(“マイローを召し上がられまっか?”)と聞かれ

「あ~、イエス、プリーズ」(“あ、ハイ、プリーズ”)なんて答えたけれど

“マイロー”とは一体何者ぞ、まあいい、とにかく“参ろう”か―などと
一人ツッコミを入れながら、その謎の飲み物を頂いたのでした。

ちなみにその頃は、英語で何か聞かれても、何のことかわからないことが多く
分からないくせに適当に「YES、PLEASE」だの「お~、YES」などなど返事をしていたからねぇ・・・

まあ、そのせいかもしれないけど、結婚までするハメになってしまったし(笑)
←私が言うと冗談で済まされないのが


さて、あの時の謎の飲み物の感想は一言で言えば

『う・・・薄っ

マイロの缶を見てやっと、ああこれが噂のミロだったのか、と感激しましたが
あれ、もうちょっと粉を入れてくれればおいしかったかもなぁ・・・。

何事も第一印象って大事だよね


我が家では娘がマイロ好き。

今は750g入りの缶がドッカンと棚に鎮座しているけれど
1キロ入りなんて馬鹿でかいマイロ缶もございます

「ママが作ると、砂糖を入れないのに甘みがあっておいしい」と
娘におだてられては、面倒くさいと文句を言いつつ、作ってしまう私。

大学の試験が間近に迫った娘は、この頃キッチンで勉強をしています。

自分の部屋よりも、テーブルが広いのと照明が明るいのでやりやすいそうですが

「キッチンで勉強すると、いつでも飲み物を作ってもらえるし~、なんちゃって」ってコイツ

さて。
昨晩も私は自分用のウーロン茶を作っておりましたが、側で勉強をしている娘にも、社交辞令で

「マイロ、いる?」と一応、聞いてみました。

娘は「うん、いる」と答えたそうなのですが、電機ポットのシュワシュワ音でよく聞こえなくて

「マイロ、飲む?」ともう一度。

娘はここでも「うん、飲むよ」と言った(らしい)のだけど

それが何故か私には「うん、もう寝るよ」と聞こえて

「もう寝るんだね」

「ううん、マイロいるよ

「寝るのか、そっか

「あれ、マイロは・・・」


『ふむ、珍しい、私のマイロを断るとは』と勝手に判断を下し
自分のウーロン茶を持ってそそくさと居間に引き上げた私。

いや本当に「もう寝るからいい」と聞こえたんですわ。

娘は、会話がかみ合っていない母親を不審に思いながらも
一旦は居間に行き、きっとすぐにキッチンに戻ってマイロを作ってくれると思って待っていたそうで。

しかし、待てど暮らせど、待ち人来たらず。

20分後
そろそろと居間に来た娘。

「あのぉ、お母さん。マイロは・・・」

「えっ お前、マイロいらないって言ったじゃない

「い、言ってないよっ

「“もう寝る”って言った

「“マイロいる”って言ったんだってば

「・・・マジですか」

「マジでっ

ふ~~ん。
私は自分に面倒なことは、体が拒否をするのだな、きっと。

いくら普段から不都合なことは聞こえない便利な耳であったとしても
これはさすがにまずいでしょう。

それともこの思い込みの凄さは、単に年ということか。

これがもしも「ミロ、いる」だったら聞き間違えしなかったのかも。

やはり「マイロ」のせいだ。←違います


娘と、夜の12時過ぎだっていうのにお互い顔を見合せ、ひとしきり笑った後で
作ってあげたホカホカマイロは、やはりおいしかったらしい


マイロをおいしく作る、その秘密は・・・

勢いで適当にパパッと、なんですよ


Comments (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いきなり早口言葉

2008-06-01 11:50:00 | 娘と息子の勉強風景
この頃、娘とそのカレシ(C君)の俄か日本語教師になっている私。

先日の夕方も、娘はC君と一緒に大学から帰って来て
近々行われる日本語の口述テストの特訓をして欲しいと言う。

軽いノリで良いよ~と夕食後、早速特訓に入る

テストは出された問題に沿って、先生が質問をするので
答えを言えるように前もって考えておけば良いだけのこと。

彼らの書いた答えを読みながら、検討していくことになった

【あなたの家はどんな家ですか】という問いに対して

娘が用意した答え:≪古いけれど、じょうぶです≫

「ウチは丈夫かなぁ。でも確かに昔の家の方が頑丈にできているんだよね」と、私。

C君の場合:≪大きいけれど、Worn-outです≫

そこでC君、「Worn-outってニホンゴがわからなくて」と私に聞いて来た。

ふむ・・・。
Worn-outか。

普通は洋服が“使い古した”とか“すり切れた”という表現で使うこの単語。
C君に言わせれば、彼の家は単に古いのではなく、何となくボロボロきている状態であることを表現したいらしい。

そこで私、いろいろな日本語形容詞を並べてみる。

「古ぼけた家、古臭い家、ひなびた家、廃れた家、薄汚い家、ボロ小屋・・・違うな~」

「ムズカシイ

「う~ん。そうだ“古びた”って言うかも
“古びた”・・・そう、それだ、それにしよう

「フルビタ?」

「そう、ふ・る・び・た家

「OK

良いよね、これで(誰に聞いてんだ)。

この表現でしっくりした(ような気がした)ので、これで一つは決まり。

次、娘が質問して来た。

「Woodでできた家具のこと、なんて言うの?」

「“モクセイ(木製)”の家具だよ」

「ジュピター(=木星)

「ぶっどこの素材の家具だよ、それ
でも、いつの間に娘が惑星の名前なんぞ覚えたのかと不思議に思ったり

次、C君からまた質問。

「Gardenのことを言いたいけど・・・Front Gardenはマエニワ。
でも、Back Garden(Backyard)はナンテイイマスカ?」

「裏庭だよ。う・ら・に・わ」

「ウラニワ・・・」
ささっとメモを取るC君、勉強熱心でよろしい

「そう。あのね、良く言うでしょ。

裏庭には二羽 庭には二羽 ニワトリがいる・・・って」

「ウラニワニワニワ・・・?」

「うん、裏庭と庭にはニワトリがいるって話」

「ニワトリ?」C君、ノートに書き込む手を休めて、私が何を言い出すのかと混乱している模様。

私も慣れない先生ごっこをしているから、考えないで口が先に動く。

「ガーデンはニワでしょ。そこにいるバード、つまりバード・オブ・ザ・ガーデンだからニワトリなの

なんかもう、わけわかんねぇし

お硬いお勉強ムードを和らげようとしたのだけど・・・
和らげすぎたかな

大体、この俄か教師、集中力に欠け過ぎだって

反省したのは一瞬。

ついでに懐かしの早口言葉を検索して遊ぶ。

高校生の頃、放送研究部にいたけど、発音練習とやらで
この早口言葉をよくやらされたもんだ。
大きな声で言おうとすると余計に難しくて、苦労した覚えがある。

あの頃なかなか言えなかった早口言葉。

かえるぴょこぴょこ三(み)ぴょこぴょこ 合わせてぴょこぴょこ 六(む)ぴょこぴょこ

この釘は引き抜きにくい釘

後、何だっけ。

この竹垣に竹立て掛けたのは 竹立て掛けたかったから 竹立て掛けた

・・・こんなもん、書くのもこんがらがる(笑)

私が一番得意とする早口言葉は何かと言うと、これ(って誰も聞いてない)。

坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた

これなら大声で言っても間違えないという、無駄な自信がある



さて・・・
日本語のテスト勉強はどうなったのかな










Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トリップアドバイザー

トリップアドバイザー様にお勧めブログとして認定されました☆ オーガスタ
旅行口コミ情報