この日、ドガティ君は七里ガ浜ペットクリニックで預かってもらうことになっていた。我々ニンゲンが二人とも長時間家を空けるからだ。
ドガティ君はペットクリニックへ行くのが大好き。いつも喜んで行ってくれるので、我々は楽だ。ドガティ君は、いままで我が家にいたワンコの中で、我々にとって最も楽なワンコである。
まず私は七里ヶ浜ペットクリニックへ行きドガティ君を預けた。次に西友で買い物をして家に戻った。
その後妻が先に家を出た。美容院に行くらしい。
私は遅れて家を出た。朝9:50頃だ。
これは庭のヤマアジサイ。
本日の音楽はこちらをどうぞ。
軽快でいいね♪
よく歩く時に履く靴だ。
稲村ヶ崎方面へ向かう。
細い道を忍者の如く進む。
もうちょっとだ。
奥のリチャード(パン屋さん、奥の赤茶色い建物)が気になる。
そんなことをしているうちに電車を逃す。
江ノ電稲村ヶ崎駅前の高齢者の施設がなくなり、その向こうの家がホームから丸見えになった。
鎌倉駅行きが来たぞ。
終点鎌倉駅に到着。
鎌倉駅西口から近い市役所前交差点。
ちょっと行くと銭洗弁天と書いてある。
では左折してみましょう。
銭洗弁天に行くのか?・・・そうではないんだなぁ。
ここはまだ扇ガ谷だ。
毎度おなじみの散歩コースである。
このあたりの住宅街は風格があるねぇ。扇ガ谷、御成町と続く。
私の家も、いつかは扇ガ谷。いつかはクラウンみたいな(笑)。
奥へ、奥へ。
佐助のトンネルだ。
トンネルを抜けると、そこは佐助なのである。
この脇の小さなトンネルはなんでしょう?
鎌倉にも観光客が戻って来たなぁ。
本当に人の数が増えて来ているよ。
一時期はどこも閑古鳥が鳴いていたが、今はカフェも江ノ電も以前より混んでいる。
我々はうれしいような困るような。
あ、また、向うから人がいっぱい歩いて来るよ。
このあたりから登坂が厳しくなって来る。急角度だ。
ご存じ銭洗弁天。
この日はベタな鎌倉観光をしている時間がなかった。
それに銭洗弁天の中はやたら人が多そうなので、そのまま通過する。
まだこの先もすごい坂道が続く。
季節的に湿度が高くなって来ているよね。
道行く人はみなマスクをしているので私もしていたが、ちょっと苦しい季節。
すごい傾斜なのに、修学旅行生たちが走ってこの坂道を下りて行く。
他人事ながら、転びそうで見ていて怖い。
しかし20歳前の彼らは転ばないのだねぇ。
咄嗟のバランス感覚や体の柔らかさが、私とは違うのだ。
妙にニンゲンくさいカラスがこの坂道を歩いていた(笑)。
ここは葛原岡・大仏ハイキングコースの一部だ。
有名なハイキングコースだし、コースの中でもこのあたりは特に人が多い部分である。
ハイキングと観光を楽しむ人々。
しかしこの葛原岡神社も、今の私は素通りだ。
有名どころを次々とそっけなく通り抜ける。
ここからは山道になるよ。
浄智寺方面へ向かう。
まずは下りから。
木々の間から谷戸の住宅を見下ろす。
今いる場所はかなり高いのだ。
どんどん下ったと思ったら、今度は急な上りになる。
強烈な階段が目の前に立ちはだかる。丸く囲ったところに人が見える。
しかもそれは保育園の先生と園児らしい集団だ。
幼児にとっては大変な段差のある階段で、引率する先生は大変そうだ。手をつないで特に小柄な園児を引き上げている。
私はそのうしろ(^^;;
先生は私やその他の後続者に対し、しきりに済まながっていた。
いえいえ、構いません。どうぞゆっくり上ってくださいね~。
まぁ~、とにかく大変。上がって下って。
マスクを外したいが、どんどん反対方向からも人が来る。その人たちは律儀にマスクをしているので、私もマスクはしたまま。
右の「北鎌倉駅、浄智寺」方面へ。
滑りそうだね。
実際ズルズルと滑っている人もいる。
危ないなあ。
ここ辺りからは下りが始まるはず。。。
ほら。下りだ。
フェンスが見えてきた。
ってことは、浄智寺が近いはずだ。
コンクリート製階段になった。
これまでの道に比べたら、楽なものだ。
快適快適。
下りだしね。整備された階段だし。歩きやすいよ。
薪が積み上げられている。スギかな。
匂いが、そんな感じ。
たからの庭だ。陶芸教室の窯で使う薪なんだろうね。
未だ直接会ったことはないがインターネット上で交流のあるシェリーさんという人によれば、和菓子作りの講習会なんてものもここでは開催されているらしい。シェリーさんもそれに参加したことがあるのだそうだ。
道路はどんどん歩きやすくなる。
しっとりとした森に囲まれた、北に向かって緩やかに下がる場所だ。
いいですねぇ。いかにも鎌倉っぽいところです。
私は浄智寺の東脇をすり抜けている。
浄智寺にも修学旅行生がたくさん来ている。
私は浄智寺には行かない。ここも素通りだ。
銭洗弁天も、葛原岡神社も浄智寺も素通り。
また来る機会もあることでしょう。
浄智寺に関心のある方はどこか他のウェブサイトをご覧くださいね。
立派なお寺だし人気スポットだから、浄智寺なら情報はいっぱいありますよ。
有名店、鉢の木前。
このスグ先にJR横須賀線の踏切があって、それが原因でクルマがたくさん停まっている。
東慶寺も素通り(笑)。有名どころは皆素通り。
だれもがご存じの円覚寺。
これも素通りだ。
北鎌倉駅に到着。よく歩いたねぇ~。
すぐに千葉行きが来たので乗る。
次の大船駅で降りた。
じゃ~ん、大船観音。
ちょっと怖い。
大船駅前は飲食店だらけ。
この石狩亭は有名だ。
あとで、ここに行く予定。
他にも水炊き、焼鳥、鶏餃子の店。
餃子の店。
なんでもありますよ。
たまに神奈川県のことをよく知らない人が、大船市という自治体が存在すると思っているらしいが、そんな自治体は存在しない。
みなさーーん、大船は鎌倉市の一部ですよ。
ただし大船は横浜市栄区に隣接している。JR大船駅の建物は一部が鎌倉市側で、一部は横浜市側にある。
上の画像で中央に大東橋交差点とあるが、その大東橋が架かる川の向こうが横浜市(画像右)で、手前が鎌倉市である。
大船駅笠間口(画像左)は厳密には横浜市側にある。
やきとん。うまそうだねぇ。
こういう魅力的なお店がたくさん大船駅周辺にある。
京都の天下一品(ラーメン)なんてお店も見えるね。
みずほ銀行大船支店だ。結構デカい。
ところが、このビルのこちら側に面したドアは閉じられていて、この支店に出入りはできない。
そしてその同じビルの裏側は細い冴えない外観で、左手の三井住友銀行に押されているように見えるが、この支店に出入りするには、こちら側のドアを使うしかない。宝くじ売り場の横をスリ抜けるのだ。
どこの銀行もマネーロンダリングの手続きを厳密にすることを課されるようになり、それが大変なものだから、個人の外国送金取引の手数料を引き上げる傾向が続いた。みずほ銀行もそうだ。加えて同行では、鎌倉支店や逗子支店では外国送金を受け付けてくれず、大船支店まで出向かないといけない。
私も3年前に海外のヘッジファンドを買おうとして、この支店に送金手続きをしに来たことがある。
そろそろ妻が、鎌倉駅近くの美容院を出るはずだ。2時間くらいかかるらしいよ。妻も私みたいにQB Houseに行けばいいのに。10分、1,200円だぞ(笑)。
大船駅北改札前で待ち合わせ。
まもなく妻が来た。
一緒に駅出口からスグのところにある、先ほどもお見せした石狩亭へ行く。
人気店だ。ランチ時ともなると、満席だ。
近隣に住む人や会社員が多い。
我々は二階の窓際の席に案内された。
私は炒麺(ヤキソバ)。たしかこれを食べるのはこれで二度目だ。
妻は北海道味噌ラーメン。妻はここに来るのは初めて。
旨いですよぉ。
さっさと食べ終えて、また移動しないといけない。
ご馳走様でした。
石狩亭は、外で立ち飲みも出来る。
延々と山道を歩き、電車に乗ってわざわざ大船まで私は炒麺を食べに来たのか?と不思議がる方もおられるかもしれない。そうじゃないのよ。これからが本日のメイン・イベント。ここまでは前座みたいなもの。長い話でね。
次は鎌倉観光としてはかなりレアな話になるよ。
【つづく】