長い道のり。
鎌倉の自宅から原村の山荘までは190km弱の距離がある。その移動の間クルマに乗っているのは、ドガティ君にとってはあまり楽しくないことだろう。
だから、ドガティ君はまずは農場に連れて行ってもらえるのである。
遊びに連れて行ってもらえることがわかっているので、ドガティ君はいそいそとケージに入る。
再びクルマに乗って出発!
すぐに着く。山荘から標高で300~400mくらい下ればいい。
毎度おなじみの八ヶ岳中央農業実践大学校の広場だ。
しかし、この日は除草剤散布作業直後。
止めておきましょうね。
ワンコがその草を舐めたり食べたりすると、いろいろと内臓系の障害が出るよ。
ということで、隣接の原っぱで遊ぶ。
シナトラで、Come Dance With Me (1998 Remastered) ♪
「おとーさん、そろそろボールを投げてくださいよ」
「そうそう、それそれ」
「ボールをかみかみ」
また別のボールを投げる。
するとますます喜ぶ。
「どぉーー、見たぁ? ボクのボール捕獲能力を」
「新しいおもちゃを噛んで放さないボク!」
「ボクのおもちゃを噛んで走る姿は、どぉ?」
「これはまた別のおもちゃ。咥えたら走るよぉ~♪」
「のべ3kmくらいは走ってるかな。軽いもんよ」
「おかーさんには渡さない。」
「これはボクのもの」
「あ、取られた」
「はい、おかーさん、次を投げてくださいな!」
「おかーさんが、ボールを投げた」
「どりゃーーーー! ボクはボールを追う」
「はい、おかーさん、次をどうぞ!」
「どりゃーーーー!!」
「おとーさんが、中華鍋を振り回す時と同じようなボクの掛け声だ」
「またボールを捕えましたよ」
「おかーさん、これで遊びましょう!」
「どりゃーー!!」
「どこまでもボクは追いかけるのです」
「こんなもの、ボクには軽いもんなんです」
「みなさん、原村に来てみませんか?」
「いくらでも走って遊べますよ」
「ボールを咥えて戻るんです」
「そうしたら、おとーさんとおかーさんが褒めてくれます」
「そしてボクが笑う」
「すると、おとーさんとおかーさんがますます喜ぶのです」
「原村の毎日が楽しいです」
「場所を変えて、遊びましょう」
「また走る。とりゃーー!」
「これはじょんボールです」
「じょんという人がくれたので、じょんボールと言います」
「それでも遊んでます。ボクはたくさんボールを持ってます」
「次々と壊しますけどね(笑)」
梅雨入り直前だ。
この日の空は晴れていた。
ここの芝生はとてもキレイだ。
ドガティ君、そろそろ帰りませんか?
もうかなり遅い時間ですよ。
夏至が近いから、日没も遅いねえ。
しかしドガティ君は遊び足りない。
この広場の横にはおなじみのヤギさんがいる。
お友達みたいなもんだ。かわいいね。
もう終わりましょう。
そろそろ帰らないと、農場の売店も閉まる時間だ。
阿弥陀岳も「もう閉店!」と言っているよ。
農場の売店でソーセージを購入した。
おいしいよ。
農場で遊ぶ皆さん、ぜひ何か農場で購入してくださいね。
遊び足りないドガティ君のご機嫌とりで、別荘地内を追加的に散歩。
さあさあ、もう帰りましょう。
薄暗くなって来た。
諏訪に来たら、諏訪の酒。
御湖鶴を飲みましょうね。
これは新酒だ。
ほらね。
開栓すると、フワッと白い煙が出る。
器に注ぐと泡が出る。
酸味があって、フレッシュだね。旨い。
【つづく】