今回はレアな鎌倉観光のおまけ編である。
やや唐突に、いやかなり唐突に、音楽はドボルザークでいかが♪
Dvořák - Slavonic Dances & Suites + Presentation (reference recording : Antal Dorati)
1.石狩亭の炒麺を模倣する
前々回の投稿で、大船の石狩亭で炒麺(ヤキソバ)を食べたことを書いた。
これがおいしかったのだ。
私がこれを食べたのは二度目のはずだ。
こんなの(↓)だけどね。
今回はそれを再現したい。模倣したいのだ。
つけ麺用の極太麺を購入して来た。
これで石狩亭の炒麺が再現できるか?
石狩亭の炒麺はかなり太くて平らな麺だったね。
こちらは最大手の日清の製品だ。
鎌倉市大町の邦英堂製麺さんのつけ麺用なら、さらに近いものが作れそうだけれど、自宅から大町のお店まで行くのはちょっと遠い。
「スープは付いておりません」とある。それでいいのだ。
麺を出してみよう。
ん~なかなか良さそうだ。
ニラ、キャベツ、モヤシ。
キャベツを適度に切って、モヤシを加えておく。
豚コマ。
調味料はこちら。
砂糖、醤油、香味ペースト、胡椒。これだけ。
豚肉をしっかり焼こう。
極太麺を茹でる。
野菜も炒める。
強火強火。ガンガン行こう。でも手短にね。
麺が茹でられたら、冷水でよく洗って締める。
そして先ほどの調味料とともに炒める。
主体は醤油。砂糖や香味ペーストは控えめに。胡椒は好みで調整。
すぐ出来る。
うまいぞ、これ。
ふむふむ。
かなり石狩亭の炒麺が再現できている。
これが(↑)自作。
こっち(↓)は石狩亭の。
ここまでが第一話だ。
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2.回鍋肉をつくる
石狩亭を模倣するのは楽しい。
しかしその炒麺を作るのにキャベツやモヤシやニラを買うと、そのキャベツやモヤシやニラが少し余ってしまう。
毎回このパターンだな。何かを作るのに何かを買うが全部は使わないため、翌日に食材を持ち越してしまう。
キャベツが余ったら・・・私は回鍋肉を作る。
キャベツは大き目に切りましょう。
回鍋肉はキャベツ大き目だ。
でないと、ダメ。
ピーマンも同様。
昨日の炒麺で余ったモヤシもついでに使いましょう。
昨日使ったニラの余りがあるが、それは使わない。さらにそれは持ち越しだ。
鶏ガラだしでスープを作る。
私はこの鶏ガラだしがないと、何もできない。
ネギはスープに入れる。
豚バラ肉が必要だ。これがないと回鍋肉はできない。
主たる調味料は豆鼓醤と豆板醤。
それ以外には砂糖、醤油、ごま油、塩、サラダ油くらいかな。
中華鍋の中で、サラダ油に塩を入れて強く加熱する。
そこでキャベツとピーマンをごくわずかな時間(10~20秒)だけ、強火で炒める。
そして出しておく。表面にサッと油がつくくらいでいい。
中華鍋が空いたら、そこで豚バラ肉を炒める。
しっかり火が通ったらニンニク、ショウガ、豆板醤。
さらに炒める。
そして今度は砂糖、酒、豆鼓醤たっぷり。
また炒める。
あぁ~~~、いい香りだ!
そこに先ほどサッと炒めたキャベツとピーマンを加え、あらたに余り物のモヤシも入れて強火のまま短時間で和える。
時間をかけるとやたら水分が出て来るので、それは避けましょう。
強火でサッと。
出来上がり。スープやごはんと共に。
キャベツは大き目にね(⇐くどい)。
豚の脂や豆鼓醤や豆板醤がにじみでている。
最初は上品に食べていたが、そこへご飯を投入する。
染み出たエキスも全部すくって食べちゃうのだ。
豆鼓醤がしっかり味を引き締めている。
キャベツがうまいね。
ドガティ君も回鍋肉がほしいらしい。
ここまでが第二話である。
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3.揚げ鶏ラーメンをつくる
毎回同じ話だ。
何か料理作るのに食材を買うと必ず食材の一部が余る。しかしその余った食材を使って何かまた別の料理を作って食べようとすると、新たに何かを買い足す必要が出て来る。しかしそれを買い足してしまうと、またそれが少し余る。永遠に終わらない厳しい買い物の循環サイクル。
第一話の炒麺をつくるために麺を買ったら、その麺が余った。だって4人前なんだもん。
その時に使ったニラもまだ余っている。
今日はそれを消費すると決めた。ラーメンを作ろう。
鶏モモ肉にブスブスと穴を開ける。
酒、サテトム(ベトナムの調味料)、ナンプラーを出して来る。
それらを適当にブレンドし、鶏モモ肉を漬ける。
小一時間も漬けたら、素揚げする。
じゅわーー!
おいしそう。
これをつまんでビールでも飲みたいところだ。
音と香りにつられて覗きに来たドガティ君。
しかし彼からは鶏肉が見えない。
新たに仕入れたものはモヤシと長ネギ。
モヤシはこの1袋全部を使おう。ニラは第一話の残りを全部使おう。
いいぞいいぞ、次回に持ち越すものを減らすぞ。
長ネギは最後にラーメンにのせるだけ。
ラーメンスープは以下の材料で作る。
左端の白いのは片栗粉だ。
スープの具合が整ったら、モヤシとニラを入れて煮る。
片栗粉でとろみをつける。
漬けて揚げた鶏肉を切りましょう。
盛り付けて完成だ。
あら、あらら、おいしいわ。
自分で言うのも何ですが、おいしい。
揚げ鶏もいい出来栄え。
真上から見ましょう。
しっかり材料を使ったなぁ~。
これでキャベツもニラもモヤシもキレイになくなったぞ。
食材を買って何かの料理を作ったら食材のうちの一部が残ってしまう。翌日それを使い切るべく何か新たな料理を作ろうとすると、何らかの食材を買い足さないといけなくなる。しかしそれを買ってしまうと、また別の何かが余ってしまうという話だ。エンドレスに何か余り物を抱えてスッキリしない、という話でありました。
豆板醤、豆鼓醤、甜面醤、コチュジャン、シャンタンなどが大きな瓶あるいは缶から小さな瓶や缶になり、さらにそれがチューブ化する現象が顕著だ。
大きな瓶や缶は使い切れない家庭が続出、瓶も缶も小型化したが、それでも使い切れない家庭が多い。そして瓶や缶は冷蔵庫の中で置くのに困る。冷蔵庫内での保管も楽で、容量もかなり抑えたチューブ型が売れ筋になって来たらしい。特にチューブになると、いちいちスプーンを使ってほじくり出すという作業も不要だからね。なんて話を今朝西友七里ヶ浜店の人とした。我が家はこの手の調味料をやたら使うから、容量なんていくらあっても困らないけどね。
レアな鎌倉観光シリーズ3回目はこれで終わりだ。
お読み頂きありがとうございました。