駅から割と近いところに所在する夫の菩提寺。
娘たちが、
「この位置なら、マツダ球場の歓声が聞こえるわよ。
パパは、きっと喜んでいるんじゃない」
と言ったものでした。
私は、夫をしばらく両親のそばで眠らせてあげたい、との思いが強かったし、
このお寺は、義父は主治医となり、親しいお付き合いをしていたようでした。
そのせいか、住職様も、ご母堂の前住職様も、とても親しげに私に接してくださいます。
いつもお玄関先まで伺い、ご挨拶をする私ですが。
この度はその前に、墓地に行く通路で、ご住職様にばったりお目にかかりました。
私を見るなり、もろ手を差し出すように大歓迎して下さいました。
「暑い中はるばる、よくお越しくださいました」
とおっしゃって下さって。
とてもとても優しい雰囲気のまだお若いご住職様。
私は大好きなお方です。
このご住職様に見守っていただければ、私のような人間でも、浄土に行けるのでは・・・。
そんな気分にさせてくれます。
私が死んだ時は、このご住職様にご上京いただき、お経をあげていただきたいなあ~。
母が家にいますから、とおっしゃっいましたので、お墓詣りを済ませて、そちらにも伺いました。
ご住職様もお戻りになられ、しばらく談笑。
この記事用の画像がないため、過去に撮ったものを載せます
春のお彼岸以来、数か月ぶりの墓参。
いつもお墓の前に佇むと、夫への感謝の気持ちが沸き起こり、感無量になります。
でも、ゆっくりはしていられません。
今回も日帰りの予定できています。
お墓詣りを済ませたなら、二時半過ぎに、夫の従兄弟に当たる、N先生(元医師)ご夫妻のお宅にも伺う予定だからです。
掃除道具一式を持ち運び、ひたすら墓石を磨き、草取りなどのお掃除に励みました。
ところが余りに強い陽射しで、何だか頭がボーとして、今にもめまいが起きそう。
気分が悪くなり、幾度も軒下の日陰に置かれたベンチに腰かけ、しばらく休憩。
またお掃除に励む。
そんな感じでした。
終わると、お線香を立て、祈りを捧げました。
夫に近況報告をし、感謝の気持ちをいっぱい伝え、名残惜しく思いながら、お墓を後にした私です。
今回撮った数少ない写真の一枚です。
親戚のお宅に伺う前に一服。
ところが駅にタクシーで戻り、ホテルグランビアのロビーの一角にある喫茶で一服した時のこと。
写真を一枚も撮らなかったことに気が付きました。
とてもとても残念に思いましたが、引き返す気力も時間もありません。
お約束の時間を見計らって、親戚の先生宅に、今から伺いますとのお電話を入れました。
私が敬愛して止まない90代になられるご夫婦との、一年ぶりの再会です。
お変わりなくお元気でしょうか。
明日に続きます.
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ありがとうございました。
花のように泉のように