朝食を済ませ二日目の観光のスタート。
まずは港の見える丘公園に向かいました。
昨日と違い、気温は高く蒸し暑い。
今日はかなりのサバイバル観光になりそう、と覚悟を決め・・・。
でも頑張るぞ!、と気合を入れました。
交通手段を何にするかしばらく迷った末、タクシーに乗ることに。
意外に近く、ワンメーターくらいで丘の入り口に到着。
薄曇りだったため、前方の海と横浜ゲートブリッジの景色は期待した程ではありませんでしたが・・・。
紺碧の空と海、そしてバラの咲き乱れる丘の光景を目に浮かべながら・・・。
そのビューポイントは早めに去りました。
次に予定されていたのが、洋館巡り。
外国人居留地の歴史を今に伝える近代建築が並ぶ横浜山手。
一度は必ず訪ねたいと思い続けながら、何故か、実現しないまま年月が過ぎ去ってしまいました。
それだけに嬉しい。
洋館と言えば、我が家にもその趣を感じさせる窓が二部屋にあります。
暖炉も。
私の実家にもとんがり屋根の洋館が、玄関の隣にありました。
その洋室のドアは重厚な木製の扉でした。
大正時代に建てられたものですが。
その家を建てた祖父は数年間のイギリス留学経験がありましたから、
恐らくその経験が建築の際、生かされたのかもしれません。
窓も上下にスライドする様式でした。
その部屋に身を置くと、別世界に居るようで、心落ち着ける私が大好きな場所でした。
こんな想い出もあるため、洋館への憧れは、ひとさら強い私なのかもしれません。
イギリス館に行く手前に、やはり洒落た洋館の大佛次郎館もありました。
またまたお話が逸れますが・・・
大佛次郎と言えば、私には忘れ得ぬこの人の書物が、青春時代と重なってあります。
実は一時期、忠臣蔵に夢中になり、大佛次郎著の分厚い「赤穂浪士」という題名の書物を高校時代に完読しました。
それだけの事に過ぎないのですが、私には印象深い想い出なんです。
ですから、ぜひ訪問したかったのですが、この度はパス。
又いつか訪ねる機会があれば、是非、と思っています。
イギリス館は、門構えが立派で、中に入る前から胸がワクワク。
植栽と建物のバランスもとても魅力的
中に入ると、運のよい事に、ガイド付きの案内をしてもらえる時間帯でした。
ガイドの説明を聞きながら回ったイギリス館の各部屋は、重厚な家具と趣向を凝らした雰囲気のある窓が、何よりも印象的。
私が描いた憧れそのものの室内でした。
階段の画像は素敵だったので妹のブログから拝借
感動を胸にその建物を後にしましたが、外に出ると灼熱の太陽が燦燦と照り付け・・・。
とにかく休憩しなければもう身が持たない。
そんな心境になりました。
でも、一服さえすれば、私はまだ頑張れる。
そう思ったのですが、Kちゃんが私の様子を見ての判断は、ホテルへ引き返すことでした。
その見極めは残念ながら当たっていたのかもしれません。
横浜観光循環バス 赤い靴
この夢のある可愛いバスに乗車しました。
その後、ホテルの中の喫茶室で軽食。
体を休め、又思い切りおしゃべり。
楽しい語らいが延々と続いて、その内に疲労も取れ、いよいよ楽しかった小旅行も終わりが近づいてきました。
名残惜しくて、もう一泊素敵なホテルに滞在したい心境でしたが・・・。
チェックアウトし、途中まで同じ電車に乗車し、それぞれの帰途に就きました。
この企画を立ててくれた妹とKちゃんに、心からお礼を言いたいです。
本当にありがとう。