大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

冬の丹沢表尾根は眺望が楽しい

2011年01月14日 | 丹沢
山に嵌ったのが二の塔から眺めた海の上に伊豆七島が新島辺りまで見えた
抜群の眺望に出会ったからだった。
確か94年の一月だったが、その大展望にビックリしてしまったんだ。
当然その頃は今ではなんてことも無い「富士山」が目当てだった。
しかし客観的にみても丹沢からの富士は案外といい景色ではあるなあ。
いい塩梅に前衛の山が露払い役をしているので奥行き感があっていい。
まあ、近場からの展望では大菩薩の稜線からのが一番だが。
白い南アルプスが横一列に並んで素晴らしい。

さて表尾根だが案外とアップダウンが多いぞ。
行者岳の鎖場は一見怖そうだがよく見れば手がかり、足がかりが多い。
よく見て、足や手を置けば大丈夫だから怖がらないこと。
鎖は今の季節は冷たくて大変だからイボ付きの軍手が便利だ。
防寒用の手袋をしているだろうからそれで充分。
ただし全体重をかけたりせず補助的に使うべし。
具体的には利き手でないほうで軽く掴んで上り下りすればいい。

このルートはいくらでもエスケープできるというのが良し悪し。
まず二の塔、次に三の塔、それから烏尾山、その先の書策小屋、
そのまた先の政次郎尾根と、まあ5本も途中下山の道がある。
無事「塔の岳」に辿り着いたらあまりの整備のされ様に驚くだろう。
とても山頂とは思えぬくらいに手を入れられているが、表土が流れ去って
しまった為で致し方ない面もあるがちょっとなあ。

ここからの眺望がこのルートのハイライトだろう。
存分に楽しんでから大倉尾根を降りるか、もっと足を延ばして小丸か
鍋割から降りるか、好きな道をとればよい。
体力と時間的な面から普通は大倉尾根を降りるだろうが人の多さを
覚悟して降りること。
途中に霜柱が融けた泥んこの道があるからスパッツ必携。
汚れた靴は大倉のバス停で水洗いできるから皮製の靴が最適だ。

近場で眺望を楽しむにはお手軽で楽しいコースだ。






コメント
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