大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

山で出合った獣たち

2011年01月29日 | 山その他
これだけ山歩きをすればいろんな獣たちと出合った。

まず丹沢の鹿。
こいつは塔の岳の頂上でいかにも人馴れしたのが擦り寄ってきた。
人間から食い物をゲットしようとする怠け者なんだが、そうしたのは
餌をやった馬鹿な人間だ。
野生の鹿なら見詰め合うくらいはいいが、逃げ出して欲しいもんだ。
屋久島で遭遇した可愛い小鹿は白いお尻を上下に振りながら逃げてくれた。

カモシカは案外と遭遇するなあ。
北八つの「北横岳」で出合った奴はものの2メーターの距離でお見合いした。
こいつはまったく平然としていて逃げず、結局俺の方からサヨナラした。
きゃつらは結構図太いというか鈍いというか、あまり可愛げがない。

「大雪山」で遭いたかったナキウサギには出合えずじまいだ。
トムラウシのロックガーデン辺りで合えるかと楽しみにしていたが、
声は聞いたが結局駄目だった。

「黒岳」への登りではエゾリスによく出合う。
小さいというのもあるが、こいつは結構可愛いんだなあ。
白雲の小屋にも出没するから、出合う確率が高い。

キタキツネはどこにでもいる。
テント場には必ず出没するし、歩く傍を一定の距離をとって一緒に
歩いたりする。
観光地のキツネと違ってずる賢いキツネらしさが充分にあり、なんか
石でも投げたくなるのが不思議だ。

ヒグマには遭いたくないが、Y氏と降りた五色が原で道の真ん中に
どでかい糞があって、二人ともビビッたなあ。
稜線上にはあまり気配がないが、意外と臭いが濃いのが林道だ。
だからアプローチに長い林道歩きが必要な山ではレンタカーとか
ヒッチハイクを使わないと非常に危険。
「ニペソツ山」は十勝三俣から2時間半も歩くから、レンタカーが絶対だ。
3人程度のパーティー登山で料金をシェアするしかないなあ。

去年は「白山」の「甚之助避難小屋」の前でオコジョが目の前を走り回ったが、
あまりのすばしこさに写真を撮れなかった。
思ったよりもっと小さかったし、顔が余り可愛くなかった。

それから去年箱根の「明星ケ岳」でテントを張った時は夜中にイノシシが通り
かかってビビッたぜ。
ドスドス、ムホッムホッときたらあいつ以外にはいないよなあ。
たまらず大声をだしたら瞬時に気配を消したのには感心した。

ツキノワグマにも幸か不幸か出くわしていない。
出合いがしらにしかチャンスが無かろうが、その時は一戦を覚悟しなければ
いけないから無事では済まない。
命までとられる事は無いかもしれないが、あの有名なクライマー氏みたいな
大怪我はしたくないから、充分に気をつけよう。
東北や北や南などでは鈴が必携だが、稜線上などの道ではうるさいだけだ。
人通りの多い道での鈴だけは勘弁だ。
丹沢のバカ尾根やら白山の砂防新道などでこいつを付けている奴を見ると
ぶん殴りたくなるぜ。
コメント
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