大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

マッターホルンは体力勝負!

2011年01月24日 | 山技術
昨日飲み屋でY氏が体力があれば充分登れる山といったが、
俺が感じたのと同じだった。
最大の理由はガイドと登らなくちゃあいけないという点だ。
登山の適期が短く、高度順応などの訓練やら、ルートファインディングなどを
考えたらとても自力でやれる山ではないから当然ガイドが要る。

そうすると岩に慣れてさえいれば一歩一歩を確実に上げ下げする事に
集中しさえすればいいわけだ。
おまけに現地の頼りになるガイドがザイルで繋がっているのだから安心だ。
あの順層の登りなら技術的にはそんなには難しくはなかろう。
フリーで歩く西穂から奥穂の方が気持ち的には困難なんでないか。
実際に歩いてないが、ガイドブックなどで見る天狗のコル周辺の逆層の岩の
感じではこっちの方が怖そうだ。

しかし500人も死んでいるらしいから危険な山には違いない。
その原因は標高差1,300Mにあるんだろう。
なにせこれを日帰りで登って降りるんだから相当なタフさが要求される。
それでも山経験8年の女性ディレクターがやったんだから岩に慣れた体力の
ある山屋なら充分可能だろう。
見たところあの女性はそんなに岩慣れしているとは思えなかった。

登山適期に高度順応の時間も持てるくらい滞在できる人ならトライしてみたら
良かろう。
俺はもうとてもそんな体力は無いが、48歳前後だったらやれたろう。
勿論、終日岩と格闘するのなんて真っ平なんだから、やってみようなんてまったく
思わなかったろうが。
コメント
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