稲刈り風景を堪能した同じ日、花とお土産袋を持ったおじさんがあぜ道を歩いて来る。はるか遠くに見えるのだが、一定の距離を置いて、私が通った同じ道を歩いて来る。
稲刈りをしている様子を眺めていたら、おじさんもそばに来た。
「お墓参りですか?」と声をかけると、「遅くなったけれどね。」とのお返事。
もう一つ向こうのに家があるのだという。農家の話や田んぼの話をしているうちに、そのおじさんが、
「ここらあたりのお米はうまいんだ!」と言う。
「こういう山のそばの田んぼからとれるコメは、もう、味が全然違う。」と言う。
ひゃー、知らなんだ、そうなのか。
「国仲の米は、おいしくない。ああいうところは駄目だよ。」と言う。
「ここらあたりは、山の水が冷たいからそのまま水を引いてきて、おいしい米ができるんだろうけれど、国仲になると水があったまって生温くなるからな。」と言う。
私は、佐渡米はおいしいと思っていたけれど、それも地域によって差があるなんて、(考えれば当たり前よね)山間の田んぼからとれるお米がうまいなんて、全然知らなかった。目から鱗。(単なる無知か!)
その時に撮った写真、第2弾
アキノエノコログサ
アキノノゲシ
下3つの花の名前が分からない。分かりそうで分からない。気持ちが悪い。
秋の野の花は少しさびしげな感じが、それでいて結構たくましい・・・