まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

それぞれの事情

2008-11-13 13:03:28 | モブログ

ずっと暗かった裏の家に電気がついた。電気がついた時はあまりいいことがない。
案の定娘さんが、
「母がまた入院したし、こっちにしばらくおることになったわ。」と言いに来た。
今年になってもう何回目だろう。
退院した後、9月の末にようやく施設に再入所できたと、帰って行ったのに・・・

同じ町内の同級生が、明日帰るからと言って、父の施設の話を聞きに来た。
お父さんを、先月の半ばごろ遠くの施設に入所させたばかりなのに、先月末、病気になって、医師からあぶないと言われ、再度看病に来たのだと言う。
そしてまた今月、一人残されたお母さんを冬の間ほっておけないからと、施設入所の手続きをしに来たそう。
朝晩、ヘルパーさんに来てもらっていても、自分では何一つできないというお母さん。
そのままにはしておけまい。冬の間だけでも、施設に入所できるといいのだが・・・

 


知り合いの方が、とうとう都会に住むひとり娘のところに行くという。
その方は、足腰がいうこときかないながら一人で頑張ってきたが、ここにきて限界なのだろう。私が会った時も一人でよくやっているな、という状況だった。
娘さんも体調がよくない。お母さんを自分だけで都会まで連れていけない。
長男に新潟まで来てもらい、次男に東京駅まで来てもらって、ようやくの思いで連れていくと言う。
あまりうまくいっていない娘と母が、お互いに体調のよくないもの同士が、どう気持ちを寄り添わせて二人で生活するのだろうと思うと・・・

叔母さんの入院生活も3カ月を超える。
入院が3カ月を超えると、処々の問題が起きる。次のことも考えなくてはならない。
いとこたちは相変わらず交代しながら、おばさんの世話をしに東京から来る。
2日前お見舞いに行った時、おばさんは初めて「退院のことばっかり考えとるが・・」
と言った。
「そうだねえ。」とは返事したが、どんな気持ちだろうと思うと後の言葉が続かない。



 



ここへきて、暗い話を立て続けに聞かされたが、どう避けようと、これがそれぞれが抱えている現実である。もちろんその中には我が家も含まれる。
そして、いずれも佐渡で親が、都会で子供たちが生活しているという特殊な事情が輪をかけて、問題を複雑にしている。

コメント
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