今朝がた父のショートスティ施設から電話がきた。
「お父さんのお酒、持ってきてもらえますか?」と遠慮がちに。なんの!
「いの一番で用意しましたが・・・」
このことを伝えると、何を思ったのか、ワンカップの蓋に全部名前を書き始めた。
あああああああ。もう何も言うまい。
お迎えの若者2名が来て、いそいそ出かけましたわ。
先月軽い肺炎で入院した母は、退院後元気がない。
そのことを父には黙っていたら、父も気がついたのか、
「母さんは、この頃じっと見つめんなあ。」とどことなくさびしそう。
二人ともしばらく会いに行かれないので、今朝は珍しく揃って母の施設に。
驚いたのかしっかり目を開けて、久方ぶりにじっと見つめたのでちょっと安心した。
「元気出してまっとってや。」とはっぱをかけて帰ってきた。ついでに、
「風邪でも引いて呼ばんでね。」とお願いしたのは言うまでもない。
心おきなく私は横浜に帰る。
父の実家のになかなかのお寺がある。その名も『長安寺』
古刹と呼んでいいと思う。831年の開基と説明があった。
小春日和ののどかな光を浴びたお寺を見るのは、心和む。