まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

番外編その2 旅は道連れ・・・

2017-07-03 09:14:05 | 旅行

 昨日の夕景

「ひとり旅」のはずでしょって。そうなの、それでも2,3日共にするとそれなりに「旅は道連れ世は情け」の気になる。
いやいやいささか衝撃。
ツアーメンバーが揃うとそれとなくメンバーの年齢を値踏みする、うん、今までは若い部類だった。
が、今回の旅はどうやら私がいちばん年上のように見受ける、いやあ、こういう時が来るんだ、そういうことなのね。

それなりにメンバーのお顔も分かるようになった最終日の“紫竹ガーデン”

説明のスタッフの方が今年90歳になるオーナーの紫竹昭葉さんの日常を話された。
今でも毎日ガーデンに出て仕事をするんですって。
「植えてはいけないものを植えたり、抜いてはいけないものを抜いたり・・・」そういう人好き!
数年前ガンで手術を受けたときも入院20日で出てきたんですって。

で、この日もレストランでお客様と記念撮影をしていたそうな、ってひとりプラプラしていた私は知らなかった。
集合時間になってバスに戻るとそんな話をしている、えっ?そうなのなんて言ったら、
写真撮らなかったんですか?と追及されて「後2分時間があるから行きましょう」
とおひとりの方が案内よろしく走り出した、後に付いて走ったわ、行為は無にしてはいけない。

 素敵です。それにしてもお世話されるとなかなか気持ちがいいものね。

2日目のかなやま湖レストランのランチは4人のテーブル。

4人はこじんまりしてちょっと身内感ありで。触れてはいけないプライバシーにもさわりだけ踏み込む。
同年齢くらいの方がお墓の話、
そこから静岡からの参加で一番若い50歳の人がガンで亡くなったお母さんの話をしだした。
お墓には入れないでほしい。
お葬式の希望。もちろん財産等はいっさいご自分で始末されていて。
これらは、すべてエンディングノートに記されてその方は何もしなくてよかったと。
1年半の闘病生活をほぼひとりで暮らして、後の2か月だけを長女のその方と暮らしたそうな。
あれよあれよと逝きましたって。
70歳でそれらのことを全部やり終えて亡くなったと聞いて、同じ年齢の私は愕然とした。
毎日をふわふわと生きているだけ、ただただ無芸大食の自分。旅先で考えさせられました。

 倉本 聰さんの「ドラマ館」

ひとりを満喫してガーデン見学は好きなところへ好きなように自由気まま。
それでも食事は一緒するから、いろいろな方のさまざまな日常がちらちら見える。

松を育て手入れする92歳のお義父さんとイングリッシュガーデン風が好みの彼女と庭バトル。
今に見ておれと、植木鉢に好きな木を植えてそのときを待っている、なんて言うから大笑い。
職場の人たちにお土産買わねばと物色する現役の方。
ツアーでもなんでも「お金はただ取らない」が信条の人。高い設定ツアーは損はしないって。
料金が安い新幹線こだまのツアーは動く図書館だと思っているから苦にならないわ、と豪語する。

 メドウガーデン カフェ

ひとり旅も友人との珍道中も夫婦の喧嘩旅も、やっぱり旅は道連れ。
面白いわ楽しいわ。いいもんだなとつくづく実感した。

 

コメント (2)
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