まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

シニア男性 活躍す

2019-04-20 08:57:11 | くらし

我が足ミニバスのこまわりくん、住宅街を縫っての駅から駅へのバスだから
9時過ぎの時間帯は混雑の極み、しかもほとんどが敬老パス持ちのシニア。
身動きがならない。乗り合わせた人とお話なんてとんでもない、ひたすら耐えているの。

 *カラタチ

京急駅方面はそのように混んでも、帰りの京急駅からJR駅へのバス10時台は適度な混み具合。
座席数10くらいでも座ることができる、5分前に並べばほぼ座れる。
昨日は、後部4座席を詰めていただいてシニア男性お二人とシニア女性二人(うちひとりは私)で座った。

お隣の男性氏が話しかけてきた。
「帰りはこのバスに乗るけど、行きはいつも歩くんですよ、25分かかるけど。若い人に追い抜かれていきますよ。
勤めているときは20分で駅まで行けたんですけどねえ。86歳です」
って。えっ?!86歳!私、無遠慮にも思わず首をひねって横顔じっと観察しました。
とてもとてもそうは見えません、顔色つやつや髪の毛も白いものが混じるとはいえふさふさ。
ジーンズ穿いておしゃれな四角いリュックサックを持っていて。

お住まいは、こまわりくんの経路で一番てっぺんの坂上だそうだから、坂道下って幹線道路に出て。
いくら短距離とはいえ地下鉄一駅分歩くことになる。いやあ、とてもまねできない。
「そこらへん歩いている人見てごらんなさい、80過ぎている人たちがいっぱい歩いていますよ。
皆さん元気ですよ」って。
もう私は口をあんぐりあけて、「はあ」だの「ひい」だのと言うしかない。

86歳の男性氏は続けた。
7月には87歳で。勤め先は品川で京急で通勤していたこと。
昭和38年に28歳?で土地を購入して30過ぎに家を建てたこと、3回建て直しをしたこと。
奥様を亡くして一軒家にお一人住まいなこと。
曾孫が3人いること、5歳と3歳と3か月なんですって。
私はそのシニア男性氏の日常をいろいろ想像して、なんだか深い感慨に陥ってしまった。

「じゃあ」と坂上で降りて行かれたそのお姿はかくしゃくとしていらして。
わたしもかくありたい、とは思ったけれど・・・

その方が下りたらもうお一人のシニア男性が話しかけてきた。
長くなったのでその方の活躍話はまたいつかに。




コメント
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