まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

ストーンサークル 【伊勢堂岱遺跡・大湯環状列石】

2023-09-17 08:26:50 | 旅行

北東北の縄文遺跡巡りのツアー記録はもう少し、いやもっとかしら続く、はい。

二日目のお宿は北秋田市の伊勢堂岱温泉、日帰り温泉もかけているので地元の人たちも
入浴。ゆっくりお湯につかって疲れをいやして、三日目の遺跡巡りに備えた。
「明日も歩きますよ」と脅かされたからね、もといアドバイスされたからね。

で、三日目最終日は『伊勢堂岱遺跡・大湯環状列石』。三内丸山遺跡よりもっと後の時代になる
紀元前2000年ころ、このころになると気候が冷涼化して集落も小さくなり、人々は分散して
すむようになったとのこと。
そうなると、それぞれの集落の結びつきを強めるために、大規模な共同祭祀場や共同墓地が
作られるようになったそうな。はああ、縄文人、すごいわ。

まずは伊勢堂岱遺跡。米代川近くの段丘上に作られている祭祀遺跡。

 

ここもね、大館能代空港へのアクセス道路建設のため発掘調査をしていたら、環状列石が確認
されて、発掘か道路を通すかすったもんだの挙句、道路を迂回させ遺跡を現地することが決っ
たんですって。左下のコンクリートが建設途中だった道路の残骸。
で、その前の盛土を舞台にしてイベントを行っているとのことでして。いい活用だわ。

湯車川 秋になるとサケが上ってくるって

環状列石は4つ見つかっていて 完全な円形は一つだけ あとは弧上になっている

直径約32mの環状列石A

出口なのか入口なのかなにか 円の切れ目から石が2列に並べられている

あとは弧状の環状列石が3つ

次に向かったのが大湯環状列石。やはり祭祀遺跡、米代川の支流である大湯川沿岸、標高約180メートル
の段丘上に立地している。川や湖は大事なのね。

 

林の中を抜ける

まずは道路を挟んで左側に「野中堂(のなかどう)環状列石」

 

二重の円環になっている 右の人の前にある日時計状組石

道路の向こう側が「万座」

栗林 
下の掘立て柱建物 屋根はあったかどうか不明とのこと
ここでは、土偶や土版、動物形土製品、鐸形土製品、石棒、石刀などの祭祀・儀礼の道具は
発見されているが 人骨や人々が住んだ形跡はないとの説明だった

大きな環状に並べられた石 右側部分

真ん中部分

左側部分

日時計状組石
万座環状列石(最大径52メートル)と野中堂環状列石(最大径44メートル)の二つの環状列石
のそれぞれの中心の石と日時計状組石は一直線に並ぶような配置となっていることから、両者を
関連づけて構築した可能性は高いと考えられ、また、この直線上は夏至の日没方向ともほぼ一致する
(HPより)


(web拝借)
というから、またもや驚くばかり。

 

石はすべて発掘したときのまま。
時代の変化に巧みに対応して、さらに進化させていった縄文人。うなるばかりよ。

ストーンサークル館の「土版」
刺突により、口(1つ)目(2つ)など人の体を1から6の数で表している。

 

おまけ「伊勢堂岱遺跡」の縄文館では、ただいま北秋田から出土した土偶の
総選挙真っ最中。何番を選びますか?(全部を撮影できなかった 残念)

板状土偶

15番の向こう 腰に手を当てが可愛く気に入ったわ

 

長くなってしまい申し訳ありません、読みにくくお疲れになったことでしょう、と言いつつ
明日も続きます。

コメント (4)
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