電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

車も冬支度

2011年11月25日 06時04分06秒 | 季節と行事
11月も下旬に入ると、さすがに天気予報にも雪マークが登場してきます。11月23日は、晴れの特異日ですので良かったのですが、その前日あたりはみぞれまじりの天候になりました。これはそろそろ準備しておいた方が良いだろうと、11月23日に、通勤用の車の冬支度をしました。

(1) タイヤをスタッドレス・タイヤに交換
(2) ワイパーも冬用ワイパーに交換

(3) ウィンドウオッシャー液を補充し原液に近い濃度にして凍結防止
(4) 車の雪下ろし用ブラシ、スコップ、滑り止めチェーン、牽引ロープ、凍結融解スプレー、曇り止めスプレー等の冬季必備セットの積み込み
(5) 長靴、防寒衣、帽子、手袋、懐中電灯の積み込み

などです。暖地にお住まいの方は、なにを大げさな、と思われるかもしれません。ところが実はそうでもないのです。

1980年代の話ですが、庄内地方の旧立川町から旧藤島町にかかるあたりで、十年に一度という猛烈な地吹雪にあい、前方視界がほとんどなくて、あやうく立ち往生しかけたことがありました。幸いに、すぐ前を走る四駆の尾灯をたよりにのろのろ運転を続けて、なんとか危機を脱しましたが、ずっと後の車はついに立ち往生してしまい、地吹雪で埋まってしまったそうです。車内でエンジンをかけて暖を取っていた方が、一酸化炭素中毒で亡くなった年でした。もし四駆が前にいなければ、道路を見失って雪の中に突っ込み、私も同様の運命にあっていたかもしれません。

最近は、防風防雪柵が普及して、命の危険を感じるほどの地吹雪に遭遇することは少なくなりましたが、油断はできません。いざとなったら車を捨てて脱出し、人家に逃げ込むことできる態勢と覚悟が必要です。雪国のドライバーにとって、冬の装備は、念には念をいれ、最悪の状態を想定して準備するに限ります。

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