徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

ジダンの頭突き騒動

2006-07-13 17:13:17 | その他
 ジダンの頭突き退場でワールドカップは幕を閉じたが、その余波は収まりそうにもない。FIFAが調査に乗り出すらしいが、場合によってはジダンのMVP剥奪もあり得るという。ジダン自身がフランスのTVに出演して事件について語ったが、あくまでもジダン側だけの話であり、真相はまだ藪の中だ。ジダンによれば「母や姉のことを侮辱されたから…」と言うが、おそらくマテラッツィは直接的に言ったわけではなく、英語でいうところの「Son of a Bitch」の類のことを言ったのではないか。マテラッツィという男はセリエAでもラフプレーや口汚い野次で知られた札付きの男だそうだ。ただ、マテラッツィが侮辱の言葉を発した誘因となるジダンの言葉が何だったのか。ジダンは執拗にシャツを掴むマテラッツィに対して「そんなにシャツがほしければ後でくれてやる…」と言ったというが、はたしてそれだけだったのか。また、ジダンはセリエAのユベントス時代にマテラッツィの評判は知っていたはずであり、ひょっとしたらゲームでも何度かマッチアップしていたのではないか。今回の事件に至る伏線はなかったのか、これも気になるところだ。
 いずれにせよ、イタリア一の乱暴男と切れやすいフランス男がたまたまマッチアップしてしまった、このことが何よりも不幸だったと言わざるを得ない。


スポーツとアーティストの実力

2006-07-13 00:08:46 | その他
 メジャーリーグのオールスター戦が行なわれた。朝からの放送で試合まで観る余裕はなかったが、オープンセレモニーだけを観た。アメリカ国歌をカントリー歌手のキャリー・アンダーウッドがアカペラで歌ったが、これが実にうまい。カントリー界ではアイドル的な存在だそうだが、歌唱力の確かさを証明してみせた。こういうイベントの時、欧米と日本の人気歌手の実力の差をまざまざと見せつけられる。
 先日のワールドカップでも、開会式と決勝戦のセレモニーで、イル・ディーボとトニ・ブラクストンが大会の公式ソング「The Time of Our Lives」を歌ったが、7万人を超える観衆を圧倒するような迫力のある歌声だった。日本でも、NHKを始め、放送各局が大会のテーマソングを作って、放送のたびに流していたが、どれもこれも薄っぺらな印象しかない。ひょっとしてこの差は、サッカーそのものの彼我の差にも通ずることなのではないか、ふとそんな気がした。


キャリー・アンダーウッド


イル・ディーボ


トニ・ブラクストン