徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

“あまちゃん”人気と海女の歴史

2013-05-21 20:53:56 | 歴史
 朝ドラ「あまちゃん」が結構人気のようだ。かくいう僕は実はたまにしか見ていないのでよくわからない。それはさておき、このドラマのモデルとなった岩手の“美しすぎる海女さん”は現在休業中らしい。やはり現実はいろいろ難しいことがあるのだろう。2千年以上の歴史があるといわれる海女文化。歴史的にも現在も男性もいないわけではないが、圧倒的に女性の職業というイメージが定着している。それはなぜなのか。この職業は女性の方が向いているのだろうか。水中無酸素運動の実験では運動生理学的には男女差はないという研究もある。もし、差があるとすれば「獲物をとるまでは絶対上がらない」という粘り強さで女性の方が勝っているのかもしれない。昨夜のNHK「鶴瓶の家族に乾杯」では「あまちゃん」の番宣を兼ねてか、小池徹平がゲストで志摩の海女さんを訪ねていた。登場した年配の海女さんたちの逞しさには圧倒されそうだ。
 右の絵は鳥居清長の「汐汲み(風俗東之錦)」。「汐汲み」は歌舞伎舞踊・日本舞踊の演目の一つで、在原行平(ありわらのゆきひら)が、その昔、須磨へ流されたとき、姉妹の海女、松風と村雨を愛したという伝説をもとにした能「松風」をモチーフとしている。