徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

田原坂の激戦から140年

2017-03-30 19:10:29 | 歴史
雨は降る降る、人馬は濡れる、越すに越されぬ田原坂

 日本最後の内戦 西南戦争から今年は140年の年です。中でも熊本市の植木町に位置する田原坂は、3月に約1ヶ月にわたる激戦地となりました。
 加藤清正の遺業を記した「藤公遺業記」という江戸時代に書かれた文献に、清正公は熊本城の北の守りで一番大事なところは田原坂だと言ったことが書かれています。清正公から260余年後、その言葉通り、西南戦争では勝敗の帰趨を決する官軍と薩軍の激戦の舞台となりました。田原坂は、長さ1.5km、標高差60㍍のゆるやかな坂。熊本城を目指す官軍小倉連隊と薩軍が、一進一退を繰り返す死闘を展開し、双方合わせて1万人余の戦死者を出しました。



田原坂公園