雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

「そのまんま東」で思うこと

2007-01-23 06:41:14 | 政治
そのまんま東が宮崎県の知事になった。

特に関心があった訳ではないが、同時に行われたほかの県知事選挙の関心が皆無であったのに比べると「どうなるのかな」ぐらいの関心は持っていた。

結果を見て、新聞記事など読んで「なるほどと思うこと」もいっぱい、自分なりに発見をした。

末端はやはり鋭く見ていると思った。

無党派層などと,新聞などでは「その他大勢」のように言うが、本当はそれが末端、一般大衆なのである。
本当の政治の目線は、その他大勢の一般大衆に向けられるべきである。

党派だとか支援団体ばかりを大事にする目線、
ヨコ一線のはずの末端を無理やりタテ型のピラミッドを造って、「そのトップの人たちとの接触」を「市民参画」などと錯覚する目線の延長上に汚職や談合があるのだと言えば、言い過ぎであろうか。

そのまんま東の経歴は、従来の常識で言えば、芳しいものではない。
然し、彼の歩んだ道を見ると、大学でもう一度政治を目指すために勉強をし直している。
その態度は簡単なようで普通一般の人には出来ない真面目なものを、私は感じる。

多分、私と同じ一般大衆も、そんな真面目さを何となく感じたのだと思う。
本当の末端が動くと、自然に時代の流れに沿ったいい動きになるのだと思う。

知事や市長、いわゆる首長は世の中で言う「賢い人」「経歴のある人」「お役人上がり」でないと本当に務まらないのだろうか。

首長の資格はそんなものではなく、経歴などよりも資質だと思う。
資質さへあれば、お役人だろうが、民間人だろうが別に問題はないと思うのだが。

中央に顔が利く、陳情に有利、金が流れる、そんな基準で選ぶから汚職になったり談合が起こったりするのである。

今回は、何度も繰り返されるそんな体質に嫌気がさして、末端はそんな体質から一番遠いところの人に期待を寄せたのではないだろうか。

ところが、新聞などの報道で見ると、議会は全て野党で大変と長野県と同じことをまた言っている。
確かに、自分たちが推薦した人とは違うのだが、そんなに無茶苦茶おかしな主張をしたわけでもないだろう。県民はそれを選択したのである。

党の考えも、反対意見も当然あるとは思うが、各党の議員さんも個人個人の考えで判断し行動する態度も、少しだけでいい、見せて欲しいと思う。

安倍さんの言う「再チャレンジの見本」みたいなものだから、自民党も本当の末端が選んだ知事に協力する度量も見せて欲しいと思うのである。
コメント (5)
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