雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

大阪府庁のWTC移転案

2008-08-06 05:25:19 | 大阪維新の会、橋下徹氏
WTCの処理には大阪市は困っている。

大阪府は府庁の建物の老朽化で耐震補強を必要としている。その額も150億円と多額である。
いまさら、新府庁の建物を建設するなどは難しい。

同じ大阪府の中の話である。
大阪府庁のWTCへの移転案、これは面白い発想だと思う。
『過剰な設備を府と市で共有すれば大阪が強くなる』と評価する大学教授もいるようだ。

逆に『今までの検討はなんだったのか。議会軽視も甚だしい』と不満をあらわにする府議もいるらしい。
然し、これは従来型の旧い発想である。
橋下さんでなかったら、従来型の政治家ではなかなか出てこない発想である。
今までの検討が、古臭くてダメなのである。この案を従来の案に加えての検討の提案だから、大いに議論すればいいと思う。

縦型の組織の中ではとても考えられないことで、そんな枠を超えたところの自由な発想がトップダウンででてくるところが非常にいいと思っている。



そんな風に思っていたら、そのアイデアの背景として、こんな記事が出ていた。

『大阪市を訪れた橋下知事は、庁舎整備案の選択肢の一つとして府がWTCへ移転する案を平松市長に提示した。
WTCへ府庁移転を提案した理由について、
「関西州の州都を見据え、府市協調の象徴にしたい」としたうえで、
「移転が実現するには課題が多いが、関西州というゴールを設定すれば、それに向けて乗り越えられるのではないか。外資系ハゲタカファンドが買うのではない。市民、府民に後押ししてほしい」と話した。

一方、平松市長は
「乗り越えなければならないハードルを把握する必要がある。橋下知事が描く青写真は大阪市にとっても納得のいくもの。それに向けての努力をさせてほしい」とし、今後WTCについてのデータを府に提示していく方針を示した。』


タテ型の社会では、大阪府と大阪市などはそれぞれの立場からの主張を真っ先に言うのが普通である。
一般にこうした大きな強い組織体は仲が悪いのが普通で、協調する前に競リあってしまうのである。
誰かの面子や、根回しの不足など従来型の処理が横行する。

府民や市民は置いていかれてしまうことが多い中で、今回の提案は遠く道州制への移行も視野に入れて小さな枠に捉われない発想は流石橋下さんだと思う。

伊丹空港問題は、多くの問題点含みだとは思うが、
これは先人の政治家たちの負の遺産を後輩政治家たちが協力して、前向きに進める点でも画期的である。
譲渡金額などの細部こだわらず、トータルメリットを求めて、それこそ知事も市長も議員さんも『政治的決断』をすることが求められるのではなかろうか。

私は、大賛成である。
府民や市民の方々も是非後押しして欲しいものである。


コメント
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