雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

高槻市のこちら部長室

2008-08-21 04:52:43 | 樋渡啓祐さんのこと
昨日、exciteにこんなブログをアップした。
『求む!奇人、変人 発見!奇人変人』

武雄市長の樋渡さんの 『武雄市長物語』に対して
堂々と、『武雄市民物語』 なるブログが発信されている。
最近、三木の若手たちとも繋がって、覗いてみると結構面白いのである。


私が、樋渡さんに注目したのは平成15年の8月から平成17年の12月まで約2年数ヶ月に亘って、
62回発信された「高槻市市長公室長樋渡啓祐のこちら部長室」である。

第1回が 『全国一のホームページを目指して』 から始まっている。
堂々の宣言である。
そして高槻市はその努力の甲斐あって、3年目には目標どおり日本一の座を獲得している。

第62回の 『さよなら部長室』 まで、興味深い内容がいっぱいである。
樋渡さんの発想の原点みたいなのが、いっぱい見られて、
『樋渡啓祐氏の発想とそのスタンス』がよく解る。

もし、樋渡さんに、興味関心をお持ちの方には、是非ご一読をお勧めする。
62回それぞれに面白いが、
『求む!奇人、変人』 も印象的であった。


これは部内メールの紹介のようだが、中身は非常に格調高い示唆にとんだ内容である。
かいつまんでご紹介するが、全文通してのご一読をお勧めする。


(市長公室長・樋渡啓祐 第36回)
求む!奇人・変人

私もちょうど1年前、'新人'として市長公室に来たのですが、この1年間で感じたのは、ここの市役所には「奇人・変人」が少ない(埋もれている)ということです。

(とある共通点)
強い組織、元気のある組織というのは一体どういうのでしょうか。
とある「共通点」があります。

(奇人・変人)
それは、組織に必ず、「奇人・変人」が少なからず存在し、それが許容されていることです。「仕事で仕事をしているのか、遊び感覚で仕事をしている」のか。

(ローマでは)
翻って歴史に眼を転じれば、一千年の歴史を刻んだ「ローマ帝国」も、こういった奇人・変人の類、さらには優れた者であれば戦争の敗者、奴隷であっても身分の差を超えて盛んに登用したようです。

(高槻市役所では)
高槻市役所ではどうでしょうか。
潜在的な「奇人・変人」の人たちが「普通化・平均化」していないかということです。
管理職の方に申し上げたいのは、後進の「奇人・変人」を押さえつけないので、もっと伸ばしてほしいこということです。

(市役所の役割)
話は変わりますが、この10年で一番役割の変わった業界(業種)とは一体どこでしょうか。
私は、地方公共団体、取り分け、地方自治の最前線である市役所の役割が変わったと感じています。
自らが都市間競争の勝者、生き残りを目指さなければなりません。

(奇人・変人のススメ)
組織論からすれば、市民ニーズの一歩先の企画を生み出すにしても、今ある仕事に絶えず創意工夫を加えてより良きものにするためにも、知的好奇心いっぱいの奇人・変人がぜひとも必要です。
潜在的に埋もれている奇人・変人はたくさん?いるように思います。

(注)後ろ向きかつ単なる奇人・変人は困りものです。


樋渡さんの仰る 『奇人、変人』 はざっとこんな人たちを指している。
そんな感覚で 『奇人、変人の真打ち』 みたいな人が現れたと書いたら、ご本人からもコメントを頂いた。
これは私の心からの 『褒め言葉』 である。


世の中の慣行や旧い常識から飛び出して、こんな 『奇人、変人』 が集まって、
地域や行政の枠を超えて、『何か面白いことは出来ないものか』 と思っている。

今年になって、小さいことだがいくつか出来たので、
『もっと面白いことを』 と勝手に 『夢見て』 いるのである。
コメント (6)
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