雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

ボンデイングよりはブリッジング

2009-06-20 08:56:37 | NPO The Good Times
昨日、「合併よりは連携の時代へ」と言うブログをアップした。

「ひょこむ」の管理者こたつねこさん(和崎宏先生)から
『「ボンディング」から「ブリッジング」へ、時代の要請なんだと思います。
これは社会学のなかの「ソーシャル・キャピタル」論で使われている言葉です。
どっちがどっちということではなく、相互のバランスと補完強化的関係を構築することが、これからの地域づくりの基本であると考えられます。』
というコメントを頂いた。


時代の流れ、時代の要請を敏感につかんで、流れに乗ることが成功の鍵である。
マラソンなどと同じで、先頭グループの中に位置することも、大事だと思っている。
競争の世界では、遅れてしまってから後から追っかけるのは並大抵のことではない。
カワサキのスタート時代、骨身に沁みてその難しさは分っている。


今まで現実の社会での経験から言うなら、
合併や組織の統合には大きな権限や力が要るのだが、
連携は、大した地位がなくても、権限などなくても、何となく実現可能なのである。

20代の頃から、会社での地位などなかったが、仕組みさえ造ればいろんなことが、現実に動いてきたのである。
一番最初の経験は、入社2年目にチャレンジした『償却計算のIBM化』だった。
世も中の一流企業でもIBM等持っていなかった時代である。
カワサキ航空機は米軍がいたのでそれがあったのである。
民需と言うかジェットエンジン以外の仕事で初めて使ったプロジェクトであった。

そんあ、これが仕組みのよさ、ネットワーキングのよさだというのは、もう40年も体験し続けてきたのである。
仕組みを造らずに、物事を進めようとするので、形は整ったように見えるが目的は実現しないのである。
コンセプトを明確に打ち出し、そのコンセプトを実現できる『仕組みを造り』それを『提供すれば』権限などなくても、世の中には『共感してくれる』人は、間違いなく沢山いるのである。

逆に、上から力や、組織力で造り上げる『やり方』は、組織が出来ても『機能しないことが多いのである。
『組織を作ること』自体が目的になってしまうからである。
『そうだな』と感じられる方は多いはずである。



インターネットは素晴らしい仕組みである。
横一線で、その中心すら存在しない面白い仕組みなのである。
SNSは世の中にいっぱいある。これは『連携』 そのものである。 やりたい人が勝手に参加して繋がっているのである。

どちらも、権限も組織もないけれど、ちゃんと機能しているのである。
だがしかし、こんないい仕組みを、従来のタテ型のピラミッド型の感覚のままで使っている人がほとんどで、折角の宝の使い方が間違っていると、
私は何となく思っている。


もっと上手に使えば、『もっといい仕事が出来る』と言い続けたが、分ってくれる人は少ないので、実験的に「ひょこむ」などで昨年から自分でいろいろやってみた。
『インターネットといい仕組みを造れば動くはずだ』という仮説を立てて動いてきたのである。
いろんなことが、スムースにいっぱい出来た。
ネットとSNSの仕組みの良さなのである。

別に、権限があるわけでもないし、部下もいない。


この2月、NPOを設立することにした。
一言で言うと、『連携の仕組み』 『ブリッジング』である。

いよいよ今週、正式にスタートする。

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合併よりも連携の時代へ

2009-06-20 04:25:26 | 政治
「平成の大合併」終結へ 広域連携重視に転換
首相の諮問機関が「一区切りとすることが適当」という答申をまとめたようである。
今後は、合併で住民の声が行政に届きにくくなったなどという意見を踏まえながら、『広域連携重視の自治体政策』へと転換する。

99年に3232を数えた市町村が来年3月には1760に減ったが、住民の声が行政に届きにくくなる、伝統・文化の継承、発展が危うくなるといった「懸念が現実化している地域もある」ことも指摘している。

今後は、合併をしやすい制度を残しつつも、「広域連携や都道府県による補完」といった「多様な選択肢」を用意して、市町村が選べるようにすべきだという考え方を示した。
と大要、上のように新聞は纏めている。


私の住んでいる三木も、数年前に吉川町と合併した。
吉川の人たちにとってどうだったのかはよく解らぬが、三木全体としては、酒米『山田錦の生産量日本一』や『西日本一のゴルフ場の数』『よかたん温泉』などイメージ的にはよかったのではと思っている。

ここ数年、役所の人たちとお付き合いが出来たのだが、間違いなく吉川出身の職員の方のほうが『世慣れている』と言うか『まとも』というか『話易い』と言うか。
表現は難しいのだが、付き合いやすい良さがある。

『川崎重工業の社員』よりは『販社の人』、更に小さい『地方の代理店出身の人』のほうが、何となく付き合いやすかったのと、よく似ている。


大きい方が、全体の効率がいいのはよく解る。
しかし、小さい良さと言うのも捨てがたいのである。
『広域連携』や『多様な選択肢』と言っているが、どのようにそれを実現するのか?

小さな良さを残しながら、いいところだけを自由に繋いでいける『新しい仕組み』が出来ないものかと、
今回、NPO The Good Times を立ち上げたのである。

政治といった、そんな大それたものではないけれど、小さな町の活性化のお手伝いぐらいは出来るのではと、秘かに思っている。

『異種』『異質』『異地域』がそれぞれの良さを残したままでお互いに連携することにより、何かいいものを、グッドタイムを目指すことは、出来ないものか?
世の中の価値観は多様化している。
上からの押し付けでは、機能しないのである。

みんな『やりたいこと』を束縛されずに、自由に『やりたい』のである。
連携も、『やりたい同士』がやるべきである。

何事もそうだが、やりたい同士がやれば、うまくいく。
昨年やったミニ鉄道フェスタなどはその典型である。

鉄道車両を走らせたい人。
その場所を借りたい人。
場所を貸すことで人を集めたい人。
その鉄道車両に乗りたい人。
それを整理するためにカワサキワールドの入場券を利用する。
その代わり、運営の人を出す。

等、みんなうまく回るのである。
今年は2年目放っておいても、チャンとやれる。

お金も掛からない、いいイベントなのである。
みんな繋いだ連携の効果である。

わが町三木では、連携のブログ『三木おもろいわ』がスタートした

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