夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

水木しげるの「ラバウル戦記」の本を読む

2021年08月24日 | 愛読書
「ゲゲゲの鬼太郎」で一躍有名になった水木しげる
漫画で描いた「水木しげるの戦場」と「ラバウル戦記」を
読んでみた。この本はサークル仲間の友達にアマゾンで
注文してもらい。届けて頂いた。

「変な本買うね〜」と友達は思ったのでは?
「届いたら、読んでもいいよ」といったら
「文字が小さいね」という事でした。
歳とると文字の小さいのは読みにくい。
でも、この漫画「水木しげるの戦場」
エッセイ「ラバウル戦記」はなかなか面白い。
太平洋戦争の激戦地ラバウル。水木二等兵は、
この戦闘に一兵卒として送り込まれた。彼は
上官に殴られ続ける日々を、それでも楽天的な
気持ちで過ごしていた。ある日、部隊は敵の
奇襲にあい全滅する。彼は九死に一生をえるが
片腕を失ってしまう。この強烈な体験が鮮明な
時期に描いた絵に、後に文章を添えて完成
したのが、この戦記である。終戦直後、ラバウルの
原住民と交流しながら、その地で描いた貴重な
デッサン20点も合わせて公開する。

「ラバウル戦記」より。
水木しげるさんは戦争で片手を失い戦地の様子を
漫画にして書き残しています。
戦場で部隊が全滅、一人生き残った兵士(水木)が
やっとのことで帰って来たものの、上官からは
「死ね!」と言われ戸惑う。
 
漫画の中に注釈が入っている。

上官の言うことを聞かなかったりしたらビンタが
飛んでくる。昔の映画に伴淳、アチャコの
二等兵物語(喜劇)があった。喜劇とはいえ
映画の場面でも上官からビンタを喰らう場面が
あった。「お国のために身を捧げる」と綺麗な
言葉ですが、あの頃は捧げざるを得なかった。
「戦争反対とか兵隊逃れをしたら『非国民』
 と言われる。だから戦争に行かざるを
 得なかった。戦争は懲り懲りよ」と90の姉が
いっていた。
今の若者に
「お国のために死ねますか?」と聞いたら、殆どが
「何言ってんの?死ねるわけないじゃん」と答えが
帰ってくるでしょう。
お国のためにたくさんの人が亡くなり今の平和な
日本が続いている。
水木しげるの戦争漫画を見て思いました。

本の裏カバーに戦場の様子が描かれているが
その中に水木妖怪が3匹描かれている。

水木しげるのユーモアでしょう。

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