ミュンヘン競泳のW金メダルから50年

 今から50年前の今日72年9月1日に行われたミュンヘン五輪
の競泳女子100バタフライで日本の青木まゆみが金メダルを
獲得し、8月30日に行われた男子100平泳ぎで世界新記録で金
メダルを獲得した田口信教に続いて2個目の金メダルとなった。

 共に前半はじっくり力を蓄えて後半一気に加速し残りの25m
あたりからのスパートで見事に金メダルを獲得したわけで、田
口は翌日の200平泳ぎでも銅メダルを獲得しミュンヘン五輪の
日本は最終的に金:2&銅:1という複数メダルの獲得。

 日本勢の金メダル獲得は56メルボルン五輪の男子200平泳ぎ
で古川勝が獲得して以来3大会ぶりの金メダル獲得で、複数金
メダル獲得は36ベルリン五輪の4個以来という快挙だった。

 以前も記したようにミュンヘン五輪当時は小3で五輪の何た
るかが分かるようになった頃で‘昔の日本は水泳強かった’と祖
父が言っており確かに32ロスで金5個、36ベルリンで金4個と
複数の金メダルを獲得していたようだが
それは戦前の話。

 戦後は山中毅のような世界記録保持者はいたものの五輪では
銀メダルや銅メダルは複数取れても、金メダルは
先述したよう
に古川勝が200平泳ぎで金を取って以来取れてなかった。

 特に自国開催だった64東京では800リレーの銅メダル1個で、
前回の68メキシコシティはメダルなしに終わっていた。

 だからミュンヘンでの金2個&銅1個は日本競泳界にとっては
久々の快挙で、特に田口の世界新記録での金メダル獲得や青木
の金は同じドイツのベルリンでの前畑秀子以来の女子金メダル
獲得となったのだから大いに沸いたわけである。

 ただしこの快挙も一瞬で4年後のモントリオールではメキシコ
シティ以来のメダル0どころか、決勝進出すら個人種目では男子
100バタフライ・原秀章の7位のみで当時の入賞は6位までだった
ため入賞すら0という大惨敗を喫するのだった。

 それを考えると最近の日本競泳陣は何とか言いながら20東京
でも金:2個&銀:1個を取るなど健闘していると言えるのだが。

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