プラスチックフリー生活
シャンタル・ブラモンドン
ジェイ・シンハ
NHK出版 2019年
この1冊でプラスチックの事がほぼすべてわかる位の分量です。
全部読み切れませんでしたが、問題になっているのは
使い捨てされるプラスチックだということがわかってきました。
まあ、ずいぶん前からわかっていたんですけど。
使い捨てプラスチックの代表であるパッケージはプラスチック生産量の
4分の1を占めており、2500万トンがゴミ処理ルートをはずれて
自然界に流れ込んでいるそうです。
2500万トンて、ちょっと想像できない量ですが、とにかくものすごい量です。
お弁当のパッケージ、お惣菜、野菜の袋など。
ペットボトルも。
このペットボトルですが、改めて考えてみると本当に安全なのでしょうか。
ペットボトル入りの飲み物を何年も何十年も飲み続けても大丈夫なのでしょうか。
使い捨てパッケージを辞めるには、量り売りしかないわけですが、
うちの周りには量り売りで買える所はありません。
野菜はバラで買える時は買いますが、レジで親切に(?)ビニール袋に
入れてくれる時もあります。
私が子供の頃、(ずっと前)お母さんたちは買い物かごを持っていて
野菜はざざーーっと、その中に入れられて、お魚やお肉は油紙の袋や
竹の薄皮に包まれて入れられました。
お味噌は量り売りで、好みのお味噌を組み合わせていました。
ビール瓶は、持ち込むと10円位安くなったと思います。
売っているお弁当らしきものは、海苔巻き、いなりずし、お団子くらい。
飴やおせんべいのばら売りもありました。(今でも少しありそう)
そのころの暮らしに戻ることはできませんが、一層注意して暮らしたいと思います。
危ないのはゴミ処理ルートを外れてしまうプラスチック。
あの、靴下についているちっこいピン。うっかりして下水に流れてしまわないように、
おせんべいの小袋も見失わないように、少しずつ削れて流れて行くスポンジは
できれば代用品を探す。マイクロプラスチックは止められない。
元には戻れないけど、止められるんじゃないか・・・という
メッセージを受け取りました。
便利は高くつく・・・