鷹の城
山本巧次
光文社 2021年
先日読んだ「八丁堀のおゆう」がおもしろかったのでもう1冊借りてきました。
「おゆうシリーズ」は7冊になっていました。(貸し出し中)
あとは鉄道関係の推理ものが2冊ありました。
著者のプロフィールを読むと鉄道会社に勤務されているようです。
さて、「鷹の城」ですが、これもタイムスリップ物です。
「おゆう」は現代から江戸へ、今回の主人公は江戸から戦国時代へ。
江戸の同心新九郎は地震に巻き込まれて気が付くと戦国時代にタイムスリップしてしまう。
秀吉に攻められて籠城している青野城の中だった。
その城で殺人事件が起こり、新九郎が解明するように命じられる。
前回は現代と行き来して科学捜査をしていたけれど、今回は行ったっきりで
最新でも江戸の知識しかない。
ということで、頼りになるのは推理のみです。
そういえば、あの有名な探偵「エルキュール・ポワロ」も指紋鑑定もしないし
DNAも調べないで、犯人を捕まえてました。
元気がよくて、賢い姫君がいたりして、推理自体は少し弱いですが面白いです。
この作者の特徴みたいですが、最後の説明がやや長い。
溜めておいて、一気に推理して解決するというのが、アガサ・クリスティーに似てるなあと
思いましたら、推理物が好きでクリスティーも相当読んだそうです。
まあ推理ものはだいたいそういう流れですけどもね。
やったー20冊。
去年の3冊から大幅アップ!
長袖を着たり脱いだり初秋かな
俳句はお休み中です。たまに思いつくのですが、それがどうしたと言われそう。
多読多捨と同時に多読多憶もあるそう。