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いくつになっても人生これから

たまには読書ー一円も使わない終活

2022-08-30 08:08:48 | 読書メモ

実録 一円も使わない終活

村上夏樹(社会保険労務士) 飛鳥新社2014年

 

がん告知から直葬まで、404日間の一部始終

 

 

私が思っている終活はかたずけたり、遺言みたいなものを書いたりすることですが

この本は、がんになって葬儀を出すまでの収支決算でした。

病気になったらこんな風に手続きして、費用はこんな風にかかるんだ・・・ということが

よくわかるようになっています。

 

ばあちゃんの時にだいぶいろいろ経験したと思いましたが、

知らないことがいっぱいでした。

 

知識があれば利用できるものが増える。

せっかくの制度があっても知らなければないのと同じになってしまう。

 

実際に健康保険から患者の移送費が出るということを知らなかったので

介護タクシーの費用を請求することができませんでした。

 

反対に、本に書かれていて私にも知識があったのは病室の費用について。

ばあちゃんが緊急入院になったとき、3万円の特別室しか空いていないといわれましたが

医師が緊急入院の必要性を認めた時は、大部屋の料金で入院できるはずなので

そのことを伝えると調整してくれました。

差額ベッド代は、患者が望んで個室に入るときのみ徴収されます。

 

本の結果は、92万円の黒字で治療と葬儀を終わらせていました。

各種保険会社からの保険金、補助金、総裁費用への補助など

私もずいぶん調べたつもりでしたが、知らないことがありました。

 

葬儀に関しても、どのように送りたいのかをよく考えてみると

豪華な祭壇などは必要ないかもしれないし、ほとんど無宗教であれば

お坊さんも呼ばなくていいかも。

 

本では「直葬」という方法を選んでいました。

病院から直接斎場に運び、日を選んで火葬します。

 

エンディングノートが流行りみたいですが、

こういう実務を知っておくのも大切なことだなと感じました。

知っていれば安心ですからね。

 

 

 


生活俳句2022-2

2022-08-29 07:30:58 | 生活俳句2022

先日川越に行ったときに作っていたもの。

普通です。

 

あんみつとベンチの後ろにはカンナ

 

黒々と蔵並ぶ街天高し

 

青色のクリームソーダあとわずか

 

川越はコンパクトに見えてはいるけれど、路地が多く

それぞれに工夫があるので、全部見ようとすると

大変な時間がかかります。夏は適しているとは言えなかった!

大通りの蔵造りの家並みは堂々としていて圧巻です。

古い建物とおしゃれなカフェがマッチしていて、

そんなことも句にできないかと頭をひねってみましたが、

出来たのは首をひねるものばかり。

 

疲れて休憩した路地の一角に咲いていた花。

カンナかどうかはわからないけど。

黒い家並みと秋の初めの青空が対照的でした。

あんみつ食べて、クリームソーダ飲んで。

 

もう一工夫できそうな気がするけど。

それができればね~。

 

 


たまには読書ー力をぬいて

2022-08-21 06:57:50 | 読書メモ

力をぬいて

銀色夏生

角川書店 2019年

 

 

図書館でぶらぶらしていましたら、懐かしい作家を見つけました。

銀色夏生さん。詩人。

10年くらい前によく読んでいました。

いつの間にか新刊が出なくなりだんだん忘れていました。

この本を読んだら理由がわかりました。

本が売れなくなって、違う仕事をしていたんだって。

 

独特のことばで、さらっとしていてよくかんがえるとぐさりとささっている

・・・というような詩が多かった。

「力をぬいて」はエッセイと詩と写真で構成されていて

写真は自然というよりは何とも普通なんだけど趣がある。

そうだなあ、日常って切り取るとこんな感じなんだなあと思わせる。

最初の頃から変わってない。

 

 

約束しなくても また明日会える

 

約束しなくてもまた明日会えることがどんなにいいことか

約束しなければもう次に会えないという身になってみてよくわかる

 

*******

 

怒りやこだわりのすべては

 

人の怒りやこだわりはすべて過去のことについてだ

 

飾らない普通のことなんだけど、なんとなく落ち着く。


ジュラシックワールド

2022-08-05 08:41:35 | 映画

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映画ジュラシックワールド

 

 

珍しく映画館に通う。

ジュラシックワールド最終章。

 

むむむ・・・・これは。

 

 

ここからややネタバレします。

 

感想を少しだけ。

あくまでも個人の感想です。ほめていませんので要注意。

 

 

むむむ。。。。これは同窓会映画なのか。

元々、ジュラシックパークはパニック映画で

パニックを起こすのが現代によみがえった恐竜と言うところに新鮮味があったわけです。

が、最終章では恐竜の扱いが雑。

前回の映画では、恐竜が街に放たれてしまい

「ようこそ、ジュラシックワールドへ」と洒落かと思わせる終わり方で

今回はその続きだとばかり思っていたら、恐竜たちはあっさり回収されていた。

「パニック拡大だ!」と勢い込んで見ていたら、一気に縮小されて、

収容先が恐竜のサンクチュアリということで、パニックになりようがない。

そこを巨大イナゴや、遺伝子操作のからくり的な説明で無理やり

パニックに持ち込んでいる感じ。

部分的には、アクション、恐竜のリアル感などよかったですが、

遺伝子操作による巨大イナゴ(1m近くあるように見えた)の

迫力がすごくて、ジュラシックパークというよりはイナゴワールド。

 

期待が大きすぎたのかも。

 

総集編だったのかも。ゲストがイナゴで。