毎日HAPPYDAY

いくつになっても人生これから

アバノの再会 by 曽野綾子

2012-04-24 11:30:22 | 読書メモ
昨日は4月23日(月)

冷たい雨の一日。

仕事を終えて、帰ってきたら雨が上がっていたので

30分の旧ウォーキングコースに出発。

こんな日には、あのおばあさんも家から出てこないだろう。


前回の図書館でもう1冊借りてきていたので夜のうちに読む。

「アバノの再会」by 曽野綾子

曽野綾子さんの本は割と好きで読んでいる方だと思ったけど

このタイトルは初めて目にした。

これは、「役に立つ本」のジャンル。

宗教画っぽい装丁だし、作者が曽野綾子さんなのでまちがいない!

であろうと選んだ。きっと役に立つ。ただ一抹の不安はあった。

いやいや大丈夫。なぜにこれほど迷うのかというと対立候補が

日野原重明さんの「生き方上手」であったからだ。

これ以上役に立つ本はどこにもない!!というタイトル。

最初はこちらを手にとったのだが、あまりにも明快すぎるタイトルに

おじけづいてしまい、カウンターにこれを持っていく勇気がなかった。

で、「アバノの再会」に決定。

ストーリーは、割と単純だった。

妻と2年前に死別した大学教授が、教え子に誘われてイタリアの温泉

(アバノ)に行く。そこで、のんびりしていると30年前に家庭教師を

したことのある女性(50位になってる)と再会する。

女性は財閥家に嫁いではいるが精神的につらい結婚生活を送っている。

昼メロ路線か(結構好きだけど)・・・と思ったが、

この二人はランチやディナーの時に知的会話を楽しむことで幸福感を得ていた。

そうこうするうちに滞在期間の1週間が過ぎてしまい、別れる時がきた。

といっても、同じ国に帰るわけだから帰国後いくらでも会える。

二人の間には愛があるように感じられるし。

けれど、たぶん会わない。女性は帰国する教授に手紙で別れを告げる。

ある本の文章を引用して

「人が生きるべく選ぶ土地、時代を離れて人が自分のために建てる目に見えぬ住処。

私はティブルに住んだ。そしてそこで死ぬであろう。ハドリアヌスが

アキレウスの島で死ぬように」

「ことに人を深く愛するには、愛する人と遠くにいることが必要だという

矛盾です。人は近くにいるから、絶望し、最後には憎み合うことさえあるのです」

女性は自分に与えられた運命を受け入れ、愛を大切にするが故に

離れていくという。

この部分にくるまでが長くて、知的会話もよくわからないしで、

この本は失敗だったかなという気がしていたのですが、最後のところで

なるほど~と思う。簡単に言うとプラトニックラブですな。

アガサ・クリスティーが別名で書いている「春にして君を離れ」という

小説があるのですが、この中でも精神の愛には何者もかなわないということを

言っています。同じく「愛の重さ」では精神的に満たされることが

人間にはどうしても必要だと言っていました。クリスティーと曽野綾子さんが同じ

テーマで小説を書いているとは興味深いことです。

舞台はイタリアでなくてもよかったかもしれないけれど、最後に出てくる

チェルトーサ修道院の描写が素敵だったので、曽野さん自身がここが好きで

どうしてもここで別れの手紙を読ませたかったのでしょう。

曽野綾子さんらしい、フランス映画を見るような(イタリアですけど)

彼女の思想そのままの本だった。

余計な感想を付け加えると、年とってからの恋愛沙汰って、プラトニックでも

ちょっと気持ち悪い。

さて、次回のテーマは何にしようか。




焼きそば植田

2012-04-22 07:51:59 | 読書メモ
昨日は 4月21日(土) 曇り

肌寒い一日。

図書館までウォーキング。

往復で40分くらいのところ、途中で図書館で休んでいては

効果がどうなのか心配。たまに寄る程度にしよう。



焼きそば植田


by さくらももこ


今日のテーマは「できるだけくだらなそうな本を探す」

候補に挙がった本は、すべてさくらももこさんの本だった。

ウォーキング中なので持ち帰り量に制約があるため、

その中から1冊を選んできた。

厳選された 栄えあるくだらなそうな1冊は

「焼きそば植田」

これは、読む前からそこはかとなく「くだらない」オーラを感じた。

読んでも絶対に為ににはならないだろうという確信があった。

「くだらなさ」にどっぷり浸れるという期待でドキドキしてしまった。

さくらさん、やってくれました。

期待通り!!最初から最後まで完全にしょうもない話でした。


さくらさん主催の「男子会」(小学生くらいの男の子のレベルの話しで

盛り上がる会)で、会員の一人植田さんのためにバリで焼きそば屋を

つくることになった話。ただし、植田さんは頼んでいない。

バリに詳しい人がいる、バリではお金があまりかからない、バリでは

いいかげんでいい。などという理由で決定し、ホントにバリにお店を

作ってしまった。道具を買ったり、飛行機に乗ってバリに行ったり

バリで店舗を探したり、結構な苦労続き。すごい苦労しているのに

全然苦労のし甲斐が無い。

肝腎の植田さんは、韓国に出張でまったく役に立っていないし

だいたい頼んでないのだから、ありがたいとも思ってない。

だれにも感謝も感激もされない苦労話である。

確かに、小学校高学年の男子がそのまま大人になったら多少お金もあるので、

こんなことをしでかすであろうという内容だった。

ばかだね~。と気が軽くなったのであった。



my名言ノートから


お先にどうぞ


by 忘れられた日本語




どこで見たことばだったのか、解説を書き残していなかったので

よくわからないけど、「お先にどうぞ」という余裕がない毎日だったかも。

スーパーのレジで、駐車場の出入りで、「お先にどうぞ」と常に言えたら

かっこいい。

今日から、私の毎日は「春のお先にどうぞ週間」としよう



期間限定か! 








プリンセス トヨトミ

2012-04-18 09:06:08 | 映画
昨日は 4月17日(火)

仕事はお休み。

「鍵のかかった部屋」を編集しつつ見直す。

細かいところで見逃していたところがあった。

金庫を開けるところのセリフがすごい。

バックの音楽をもう少し小さくしておけばもっとよく

聞こえたのに!と思う。

次回からは、声が良く気こえるように音楽はちーーさく

お願いしたい。

見れば見るほど、役になりきっている。



その後映画を1本見た。

HDDがいっぱいになっていて見ないうちに消されそう!


「プリンセス トヨトミ」

これ、すごーーく冒険を期待させるタイトルで、じっくり

見たいと思っていた。で、じっくり見た。で期待外れだった。

冒険なのか、人情なのかどちらともつかない話だった。

中井貴一、堤真一、綾瀬はるか、岡田将生など、出演者はそれぞれ

すばらしいのに、主題が何かさっぱりわからない。


400年前、豊臣家が滅亡する時、ただ一人国松が逃れた。

大阪の人は、その末裔を守って地下に大阪国を作っていた。

明治維新の時に、密かに大阪国の独立が認められた!

毎年、多額の(現代では5億円)の寄付が日本国から出ている。

現代、その末裔は一人の少女だった。

国税局の職員が 税金の流れに不審を抱き、ある地下通路を発見。

そこから、大阪国という地下帝国にたどりつく。

といっても、一部屋だけ。隠れキリシタン的存在。

その地下通路が守ってきたものは プリンセスだけではないという。

大阪国の人間となって、プリンセスを守るために、父から子へ

秘密を受け継いでいくための通路だというのだ。

父と子の絆をつくるという。

結局、国税局の職員は大阪国の存在を知ったことを発表せず

東京へ去って行く。そこには自分の過去の思い出があった。

病床の父が大阪国の人間で(その時は知らず)「大切な話がある」

と言ったのに忙しいと断った直後に父が亡くなったのだった。

あのときの父の「大切な話」がわかり、一人で地下通路を歩き

思い出を完結させる。



ざっと、こんなストーリーでした。

中井貴一さんと堤真一さんの名演があるから持ちこたえたけど

現代にプリンセスだ!!よーーし、ここから冒険か!と思いきや

親子の絆方面に行ってしまうので、それまでにちりばめられていた

いかにも発展しそうな話がそれっきりで、しりすぼみ。

なんでやねん!

王女役の女の子とお供になりそうな男の子が

生き生きとしていて、この二人にもっと活躍してもらえば

もっとワクワクする話になったのでは?

そもそも、親子のきずなっちゅーのは、

大阪国のプリンセスと地下通路みたいな大層なもんがないと

でけへんもんでっか?




嵐ディスカバリーから 昨日の一言

「顔から火が出る」

大野さんは、FACEを強調して、5月に発売される

月9の主題歌 「FACE DOWN」のCMをしてました。

さわりの部分を歌ってくれたりして大サービス!

初回盤を予約しようとしたら、もう予約終了になっていたんです。

毎回のことで、CDくらいストレス無く買えるように

してもらいたいものですな






大野さんの人間役

2012-04-17 05:46:39 | 大野智さん
昨日は 4月16日(木)

夜9時からのドラマ「鍵のかかった部屋」が

気になって、朝6じ頃からそわそわ。

それでも、仕事に行ってミスも無く無事にこなしてきた。

職場では ドラマのこともアイドルのことも話相手がいないので

休憩時間もつまらないけど仕方ない。

でもね~、興味があるのが演歌だけって・・・あんまりじゃ・・・

私がTV見すぎなのかもね。



いよいよ、「鍵のかかった部屋」第1回

番宣もしっかり録画して、予習した上で見ました。






監督からの指示で「表情を動かしてはいけない」という

むずかしい役で、大野さんも「言葉はむずかしいし、大変ですよ」

と、言ってました。

実際、見たら確かに大変そう。

むずかしい言葉を早口でよどみなく、それも長々としゃべる。

黒柳徹子さんもびっくり!の技でした。

正直に言うと、原作はあまりおもしろくないです。

トリックが不自然で、「自殺か他殺か」なんてレベルじゃない

「この状況が他殺以外に見えるのかっ!!」ってくらい

はっきりしてる。

帯にある「あなたは謎が解けるか」という、ある種

トリックゲームみたいな感じです。

別のチャンネルでやっていた「完全犯罪ミステリー」クイズ

みたいなもの。

それを、ここまでおもしろくするとはね~。

脚本家って、すごいし、俳優さんの力ってマジック!?

犯罪現場(まだ認識されていないが)で、小動物のように

身軽に動き回る大野さんに初っ端から釘づけでした。

鍵を確認したり、ライトを上下させる手つきもよかった。

CSI科学捜査班かと思いましたよ!

オタクの雰囲気が良く出ていて、無表情ながらも

純子に「もういいです」と解説を遮られると

ちょっと顔を上げて、悲しそうになるんですね。

変わり者として常に 地下の倉庫にいる榎本に

全く壁をつくらないで近寄ってくる人って、

たぶんそんなにいなくて、榎本にとっても

純子はめずらしい存在なのではないでしょうか。

大野さん、お疲れではないでしょうかね。

お肌がちょっと荒れていました。

3か月、がんばれ!!









ディスニーのCMに見るカタカナの力

2012-04-14 07:54:44 | CMウォッチャー
昨日は 4月13日(金)

仕事はお休みで、3時頃にウォーキングに出発。

10分くらいのところで、犬の散歩中の友人に出会う。

立ち話、15分。

更に15分後に、ウォーキング中の友人に出会う。

彼女のコースを教えてもらってしばらく一緒に歩く。

1時間コースだというので、途中でさよなら。

3か月余り続けて洋服がワンサイズダウンしたという

耳よりな情報もしっかりキャッチ。

次回から、10分くらい延長を検討してみよう。



ディズニーシーのCM


「スプリングボヤッジ」

は?聞いたことのあるような無いような不思議な

感じがちょっとひっかかる。

これ、英語とフランス語のミックス?

「トラベル」よりおしゃれ感がUPするということか。

そうだね~、「スプリングトラベル」でいきなり

トラベルミンを思い出されちゃ、ディズニーのファンタジーが

現実に戻っちゃう。

でもこれって、日本初の試みじゃないだろうか。

日本語 + 外国籍 は多用されてきたけど

違う国籍同士をくっつけたのは、ちょっと思い出せない。

カタカナマジックですな。

今までは 日本語 → 英語 → カタカナ

フランス語など → 英語 → カタカナ

という風に、英語のフィルターを通してカタカナ化が

図られていたけど、今回は英語フィルターをとっぱらって

多国籍同士をいきなりカタカナ化するという荒業ですな。

発想にも関心するけど、カタカナの実力って底知れないものがある。


いよいよ月曜日から

「鍵のかかった部屋」がオンエアー

もう一度、録画のチェックをして

HDDの容量を確かめてスタンバイしないと