じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

私は「工作員」です

2014-12-30 15:34:52 | 日記的雑談
まっ、工作員の員と言う字は数に因んだ文字であって数えられたものを現すらしいので単体や独りのときは員とは言わないらしい・・・従って何処にも所属せず独りでミッションを遂行する私は工作人か?

で、ナニを工作したのかと言うと、神棚のようなものを作ってみたのである。

話せば長い事になるのだが、端折って言うと・・・先日新幹線に乗っていた時に目の前にあったJRの通販カタログ雑誌を見ていた訳です。
すると、神社から貰って来る・・・いや、買って来るか?
まっ、ナンであれ、神社のお札を神棚と言う程にこれ見よがしなものでは無く、適当に見栄えはするが、しかし質素で邪魔にならない良い感じで納める物を売っていた訳です。
総桐製で、7000円だったと記憶するんですが、定かでは有りません。

で、正月には近所の神社のお札を家の者が買って来る訳ですが、神仏に全く興味のない我が家の住民達は、勿体無くも有り難いお札を紙の袋に入れたまま、あろう事か、画鋲で壁に留め、張り付けていたりする訳です。
なんと申しましようか、昔の田舎の家の竃の上に張り付けていた火事除けのお札みたいな感じで「ペタ」であります。

いや、お札に有り難味を感じ存在に扱ってはナニだろうと言うよう殊勝な気持ちから作ろうと思った訳では無く、あんな物だったら俺だって作れらぁ~7000円とは法外な、と思っただけなんであります。

で、作るにあたって勝算はシコタマ有った訳であります。
材料費その他一式で1000円は掛かるまいよ、と。

で、昼飯に、作った人はスパゲッティーミートソースだと言うんですけれども、食べた私としては、これはナポリタンとペペロンチーノの掛け合わせだろうと言う感じにニンニクと唐辛子が利いて、なのにトマトソースは薄味のそれを喰いまして、近所のダイソーに行った訳であります。

ダイソーは知ってますよね? 100均じゃないんですぜ、今は。
200円や300円や500円の物だって有るんですから、断じて100均では無いんですが、しかし、基本的には100円の物が大半でしてあまり緊張せずにお買い物が出来る、マイフェバリットショップであります。

で、ダイソーには工作用の桐の板などを売っているのは先刻お見通しな訳でして、材料と、有ったら便利だろうなと思う小道具を少し買って参った訳であります。


総額756円・・・材木は使用後の切れ端です

で、材料のそばには工具や接着剤も有りまして、無駄に歩き回る事無く必要な物が揃っちまうと言うレイアウトに脱毛しつつ・・・もとい脱帽しつつ、しかし、目に入る物のアレコレが悉く有ったら良いかも知れないと思わせる代物でして、そこがアレです・・・100均には魔物が棲む、と言われる所以でありましょう。

蛇足ですが、やっぱし、100円だからな、と言うのが肝と言いますか味噌と言いますか、ツボなんでありましよう。
100円だからなっ、まっ、良いか、と、籠に投げ入れちまうとお会計の時に泣きを見る訳であります。
で、ありますから、目的が有って行った100均では籠は持たない・・・大概の人は手に持てる量は限られていますから魔物に見入られても逃げ切れる訳であります。

さて、驚いたのはアレです・・・グルーガンとか言うやつで、プラスチックみたいな物を溶かして接着したり隙間を埋めたりする物であります。
その昔、やっぱし工作員をしていた時にホームセンターでこれを買った訳ですが、一式セットで2980円はしたと記憶する訳であります・・・それが200円ですぜぇ~・・・中国製だからと言っても、あの時の物も中国製だった訳でして、お前ら儲け過ぎだったんじゃないのかぁ~なんて疑っちまったりして。

で、接着にはクランプとか万力とか有ると便利なんですけれども、この手の簡単な工作で使うような物は持ち合わせが無くてナニだな、と思っていたら、有るじゃないですかぁ~・・・まっ、万力と言うには恥ずかしいような物でして、精々千力か千五百力程度の物では有りますが本日の工作では十分なので買い求めてみた訳です。
洗濯バサミのようなクランプは結構強力でして何かを宛てがわないと桐の木に痕が着いちまう程でありました。

で、やっちまったのはノコギリであります。
いや、ノコギリなんか腐る程有るんですが、どれもこれも本格的な物でして、電動丸鋸から電動ジクソーまで・・・しかし、薄手の桐の木を切るにはどれもこれも目が粗くて。
と、言う事でオモチャのようなノコギリを買ってみた訳ですが、なんと申しましょうか、見てくれはオモチャなのに歯は意外と立っていまして繊細な桐の木の断面をガチャガチャにしちまう訳であります。

で、使ったのが大昔の工作で使っていた糸鋸でありましたが、これも確か100均で買い求めた物だったような・・・しかし細かい糸鋸の歯は桐の木に優しく、良い塩梅で切れたのであります・・・と、思ったんですが、断面は優しいんですけれども、糸鋸なんで微妙に曲がっている訳で有ります。
この木に掛けられる程繊細なカンナは持ち合わせが無い・・・よっしゃ、いつものようにグラインダーで削ってやれ、と思ってやった訳です。
そしたら、当たり前なんですけれどもヤスリの当った面が焦げちまいまして、白木ですっきりと清楚に仕上がるはずが、どこかに一抹の汚れ感を漂わせる物になっちまった訳であります。


我が家の守護「貧乏神」を祀る

まっ、シロートの工作員の哀しさと言えばそうなんですけれども、しかし、そもそもが思い付きで756円の材料代と2時間で作った物ですから、こんなもんで良しと言う事で私としては納得であります。






コメント (2)
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