北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

2014年度珠洲市当初予算(案)内示

2014-02-19 | 珠洲市議会
 午後1時30分から市議会議員全員協議会が開かれ、来年度当初予算(案)が内示される。
 
 予算規模は一般会計で11,187百円。特別会計、企業会計を合わせた全予算合計は24,518百万円。
 一般会計は、9年ぶりに110億を超える規模となった。泉谷市長は就任して以降、行革の関係で100億前後の規模で推移してきたが、ようやく行革前の規模に戻ったとのこと。

 歳出については、6月に市長の今任期が切れることから新たな政策的予算は基本的には入れないとしつつも、消防庁舎や木浦の観光交流拠点施設、大谷の小中一貫校整備など継続のハード事業のピークを迎えるため、普通建設事業費が9.8%と大きく膨らんでいる。
 これに伴い地方交付税は地財計画を上回る0.8%を予定する。地方消費財も税制改正の関係から29%増である。

 歳出の主な柱は以下の3点とされる。
①北陸新幹線金沢開業を控えた交流基盤づくりの推進
②大学連携による人材育成事業の拡充と産業の活性化
③住みよいまちを目指す「安全・安心」基盤の整備

 主な事業では、政策的な新規事業は盛り込まないとしつつも、これまでの経緯を踏まえた新規事業はいくつも登場する。
 少し紹介すると、高速チャーター船利用促進実証事業(珠洲-佐渡間)や世界農業遺産を通じた国際交流としてフィリピン・イフガオ地区との交流事業、珠洲焼振興プロジェクト事業(原土の分析調査、粘土の安定供給など)、珠洲産米品質向上対策事業費補助金などである。
 
 全く新しいところでは奥能登里山里海アートプロジェクト推進事業として実行委員会がコンセプトをまとめるための研究調査への負担金1千万円がある。
 すでに先日15日には予算案は抜きで実行委員会が立ち上げられている。

 明日、明後日は各課毎に予算の説明がおこなわれるので、今日の時点で、予算案に対するコメントは控えておこう。

 3月議会は3月3日から。
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