北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

石狩・札幌視察2日目

2014-10-25 | 珠洲市議会
総務委員会県外視察の2日目(10月24日)は再び石狩市へ。



と言っても昨日の視察先の石狩市民図書館は市内中心部だったのに対して、今日は延々と海岸線を走る。
この風景はまるで輪島の大川あたり?



札幌市内からレンタカーで1時間半近く走った先にようやくたどり着いた厚田支所。
ここで過疎地有償運送事業や高齢者宅の屋根雪の除雪などの地域の支え合い活動に取り組みNPO法人あつたライフサポートセンターの会の説明を受ける。
珠洲と似たような高齢化率40%を超えた地域であり、このような取り組みはとても大切だが、運送事業認可のためNPO法人格が必要。
そこで道と市に納める年8万円の税金が大きな負担。
運送事業のハードルである。



会では地域の歴史資料館の管理も担う。
お年寄りが地域に埋もれた資料の発掘も担い、貴重な資料が数多く展示されている。
施設の横に「恋人の聖地」があることもあって(あちこちにあるもんだ!)約半年で3000人が訪れるという。
ちなみに旧厚田村は旧門前町と友好都市提携を結んでいた縁で、現在は石狩市と輪島市が友好都市提携をおこなっている。



午後は札幌市内の次世代エネルギーパークを視察。
次世代エネルギーパークは資源エネルギー庁が公募し、全国56施設が認定されている(石川県内はなし)。
どこにあるんあるのかと言えば「さっぽろ円山動物園」



動物園内で使用するエネルギーに太陽光発電やペレットボイラー、太陽光温風暖房など設備が導入されている。



園内一番人気のレッサ―パンダが入る施設では雪国ならではの雪冷熱利用システムが導入されている。



ここに貯めた雪で、暑さに弱いレッサーパンダに8月まで冷風を送ることができるという。



ソーラーパネルもあちこちに見られる。
積雪対策でパネルの傾斜角は50度とのこと。
雪は積もらないが発電効率は悪くなる。
そこまでして導入すべきかちょいと疑問。



北の大地の夕暮れは早い。
視察後、夕食までの時間に1人で北海道庁旧赤れんが庁舎や旧札幌農学校演武場だった時計台を見学。


コメントを投稿