北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

せめて「いつかは」・・・

2018-09-04 | 志賀原発

北國新聞(2018.9.4)

当初、社内には「いつか動くだろう」という楽観論的な雰囲気があった。
だが、ここにきて「本当に動くのか」という危機感が増している。
「せめて『いつかは再稼働できる』という希望が持てる状況に進みたい。・・・」


「顧客の苦しみを胸に、弱音をはかずがんばっている金井豊社長」という記事だが、「いつかは再稼働できる」という希望すらない志賀原発に毎年約500億円、7年間で3,592億円(原発一基の建設費並み!)もの原子力発電費を費やしている北陸電力は異常。
顧客が苦しむのも当然だ。

「これだけのお金を費やしてきた志賀原発だ。なんで再稼働を諦められようか・・・」
「再稼働さえできればなんとかなる」
そんな神にも仏にもすがるような声が聞こえてきそうだが、止まったままの経営リスク、動かした後の事故リスクを考えれば、廃炉の選択肢しかない。




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