朝日新聞で連載中の「プロメテウスの罠」。
第3シリーズが今日で終わったが、第1シリーズ「防護服の男」第2シリーズ「研究者の辞表」に続いての力作である。
テーマは「観測中止令」。 気象庁の気象研究所の放射能調査研究費ストップを巡る不可解な動きを、徹底した取材活動を通じて暴いていく。
世界が注目する放射能観測データについて、文科省は縦割り行政の中で、緊急性、重要性が低いと勝手に判断し、観測予算をカットしていく。データが逐次公開されていれば避けられた被曝がある中、明らかな政策判断のミスである。その背後には意図的なものも感じる。
これに対し、現場の工夫と努力、民主党・森ゆうこ議員の動きなどもあり予算が復活していく経緯が明らかにされている。実名での記事なので生々しい。
折りしも政策仕分けが行なわれているが、何でも切ればいいというものではない典型である。
それはともかく、実名が次々と登場する中、大学時代の知人の名が登場!
気象研究所で大気の放射能調査を担当していた研究者・五十嵐康人さん。このシリーズの主役の一人である。
理不尽な突然の予算カットの中ではあったが、機転をきかしサンプル採集を継続していった。研究者として使命感、そして自らの研究の社会的重要性を十分認識しているからこその行動であった。
30年以上会ってはいないし、気象研究所にいること自体知らなかった。が、かつて学園祭実行委員長として大学当局と激しい交渉を繰り返し、不当な圧力をはね返した闘志がそのまましっかりと残っているのを知ることができ、なんともうれしい連載だった。
第3シリーズが今日で終わったが、第1シリーズ「防護服の男」第2シリーズ「研究者の辞表」に続いての力作である。
テーマは「観測中止令」。 気象庁の気象研究所の放射能調査研究費ストップを巡る不可解な動きを、徹底した取材活動を通じて暴いていく。
世界が注目する放射能観測データについて、文科省は縦割り行政の中で、緊急性、重要性が低いと勝手に判断し、観測予算をカットしていく。データが逐次公開されていれば避けられた被曝がある中、明らかな政策判断のミスである。その背後には意図的なものも感じる。
これに対し、現場の工夫と努力、民主党・森ゆうこ議員の動きなどもあり予算が復活していく経緯が明らかにされている。実名での記事なので生々しい。
折りしも政策仕分けが行なわれているが、何でも切ればいいというものではない典型である。
それはともかく、実名が次々と登場する中、大学時代の知人の名が登場!
気象研究所で大気の放射能調査を担当していた研究者・五十嵐康人さん。このシリーズの主役の一人である。
理不尽な突然の予算カットの中ではあったが、機転をきかしサンプル採集を継続していった。研究者として使命感、そして自らの研究の社会的重要性を十分認識しているからこその行動であった。
30年以上会ってはいないし、気象研究所にいること自体知らなかった。が、かつて学園祭実行委員長として大学当局と激しい交渉を繰り返し、不当な圧力をはね返した闘志がそのまましっかりと残っているのを知ることができ、なんともうれしい連載だった。
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