北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

4500人が参加して珠洲市総合防災訓練実施

2015-10-04 | 活動報告


今日は珠洲市総合防災訓練。
主会場は市内10地区を順番に回して、今年は飯田地区の飯田小学校だが、津波避難訓練は市内全域で実施され、市内全体では約4500人が参加したとのこと。



避難場所の飯田小学校は市内の学校では数少ない津波の心配が全くない高台にある。
要配慮者の避難で消防団の方がリヤカーを引き坂道を登る姿もある。
地域の住民の皆さんと一緒に今回は飯田保育所の園児たちも地域の皆さんの協力も得て避難してくる。
飯田保育所は敷地の一部が浸水想定区域。避難するのは当然として、未満児も抱えて数百メートルを移動し山に上がるのは現実的にはかなり厳しい。
浸水区域にある保育所には避難タワーあるいは屋上の避難スペース確保が必要か。



倒壊家屋の救出訓練。



消火器消火訓練。
飯田小児童も参加。



AED取り扱い訓練。



これら、他地区でもおこなってきた訓練に加え、今回は初めて自主防災組織による避難所解説訓練も行われる。



行列ができるほど関心が高かったのは地震体験車。
従来から実施されているが、今回の飯田地区の参加者が一番多いのでは?



隣にはけむりハウスも。



臭い、有毒ガスはないが、視界わずか数10センチの空間は体験できる。



最後に北陸電気保安協会のコーナーを紹介。
勉強不足でこれまであまり意識してなかったのが「通電火災」。
そう言われれば阪神・淡路大震災のときに聞いたようにも思うし、地域防災計画にも市長が避難指示をする場合に電気の遮断措置も明示するとあるが、出火防止措置と合わせてとブレーカーを落として避難することはどこまで周知されてたっけ?
防災メールも「火の始末」の指示はあるが「電気の遮断」の記載はない。
地震発生から津波避難へ一刻を争う時に、高齢世帯にブレーカーを落としての避難を徹底するのはかなり厳しそう。
自動遮断装置もあるが金額が・・・
悩ましい。










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