北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

志賀町・羽咋市で原告団街宣行動

2015-10-05 | 志賀原発廃炉訴訟


志賀原発を廃炉に!訴訟原告団として、志賀町、羽咋市で街宣行動をおこなう。
裁判は来年には結審し、判決まで行く可能性もある。
最大の焦点となっている敷地内断層の評価は有識者会合で「活断層の可能性否定できず」との認識で一致している。
今後、ピアレビューを経て原子力規制委員会で評価書がまとめられる予定となっているが、この結論が覆ることはないだろうし、あってはならない。
ところが北陸電力は自ら廃炉を決定するどころか、専門家の見解を拒否して再稼働の道を探り続けている。



今日の街宣行動は、こうした情勢の中、ある意味で宙ぶらりん状態にある志賀町や羽咋市(七尾市内にも行く予定だったが時間がなく断念)の皆さんに、北電や安倍政権が再稼働を模索しようと裁判で廃炉を勝ち取る可能性が高いことを訴え、共に脱原発の能登半島を
つくろうと呼びかける。



原告団副団長の盛本県議。出身は志賀町で、いまも両親が暮らす。廃炉への決意は人一倍。



七尾の山添市議。(写真のアングルに他意はありません(._.))
「皆さん、10年前にヒットした「女王の教室」覚えてますか?」と語り始めた山添市議。
いま、鬼教師役を演じた天海祐希のセリフが恐ろしいほどに現在の日本の姿を的確に描写していることで話題になっているそうだ(こちら参照)。

「いい加減、目覚めなさい。

日本という国は、そういう特権階級の人たちが楽しく幸せに暮らせるように、あなたたち凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです。そういう特権階級の人たちが、あなたたちに何を望んでるか知ってる?

今のままずーっと愚かでいてくれればいいの。世の中の仕組みや不公平なんかに気づかず、テレビや漫画でもぼーっと見て何も考えず、会社に入ったら上司の言うことをおとなしく聞いて、戦争が始まったら、真っ先に危険なところへ行って戦ってくればいいの。」


先の国会で可決された労働者派遣法の改悪と戦争法を見事に予見している。
それだけではない。
いい加減目覚めないと、原発も次々再稼働され、第二、第三のフクシマが生まれる。

再放送をぜひ期待したいが、官邸から即、テレビ局に「待った!」が入りそう・・・(; ・`д・´)



福島から金沢へ避難している浅田さん。
努めて明るく振る舞う浅田さんだが、避難暮らしが4年7カ月に及ぶ。
能登を第二の福島にしてはならないとの決意で原告団副団長も務めてもらっている。



事務局長の堂下志賀町議(左端)。
全国の原発立地自治体の中では、志賀町経済の原発依存度は低く、脱原発のまちづくりに向け最短距離に位置していると指摘する。

今日は福島の現状を伝える新聞記事などを盛り込んだチラシや裁判のサポーター申込書も配布し、訴訟への支援も呼びかけさせてもらった。
地元からの声は大きい。ぜひご支援を!




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