北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

行政の取り組みの前に議会視察あり

2013-10-19 | 珠洲市議会
 今朝の地元紙はそれぞれ昨日、佐渡市内で開かれた能登・佐渡里山里海連携会議の様子を報じている。


北陸中日新聞(10月19日)


北國新聞(10月19日)


 世界農業遺産(GIAHS)がきっかけとなり、能登と佐渡の交流が復活し、さらに周遊観光へと発展する動きが進んでいることは大変うれしいことだ。

 ここでやや自画自賛に聞こえるかもしれないが、議会のかかわりを少し紹介したい。

 2011年6月、能登(珠洲市を含む4市4町)と佐渡市が国内では初めて世界農業遺産に認定された。
 直後の6月議会、世界農業遺産を所管する総務委員会はこの年の行政視察先を佐渡市と決めた。行政の具体的な取り組みがはじまる前である。この視察内容の一端は2011.9.29の私のブログでも紹介したが、議会側がまず佐渡の農業遺産を知り、また佐渡市の取り組みや課題などを学び、能登と佐渡の交流の先鞭をつけてきた。
 
 翌年3月議会では能登・佐渡の広域観光へ意欲を示す市長答弁にもつながった。
 (こちら参照)

 さらに総務委員会の委員の一人でもあった当時の寺井議長の提案で、能登5市の議長会でも佐渡視察が実現し、交流に弾みをつけてきた。

 さて、来月7日には国内5か所28市町村に拡大した世界農業遺産認定の市町村の関係者が珠洲に集まり、全国組織「J-GIAHSネットワーク会議」を立ち上げる。


北國新聞(10月18日)

  
 実はこれに先立つ来週23~25日、珠洲市議会・総務委員会は今年新たに世界農業遺産に認定された熊本県の阿蘇を行政視察で訪れ、熊本県阿蘇地域振興局から説明を受け、さらに5か所の現地視察する。
 能登の行政関係者が世界農業遺産関係で阿蘇を訪れる前に議員が先に訪れることになる。議会として、行政の先回りをして他地域の取り組みを学ぶと同時に、行政の連携の流れを後押しする意味も込められている。

 何かと批判されることの多い議会の行政視察。こんな一面もあるってことをちょっとPRでした!


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