年末年始の新聞紙面、じっくり読む時間がなかったが、あらためて読み返すと力作が多い。
その中の一つとして朝日新聞の「第一次世界大戦の遠近法」を紹介したい。
今年2014年は第一次世界大戦の開戦からちょうど100年。
日清戦争、日露戦争、そして日中戦争から太平洋戦争は日本が開戦の当事者であり、それぞれに研究も進んでいるが、第一次大戦は日本も参戦したとはいえ「ヨーロッパの戦争」の印象が強い。
そんな中、今年は開戦100年のメモリアルイアーということもあるが、それ以上に戦争への道をひた走る安倍政権下、現代の出発点として捉え直す意味は大きい。
12月31日はプロローグとして「100年前、遠い悪夢じゃない」。
山室信一京大教授によれば「第一次大戦の歴史を今、世界中の人々が共有遺産としてとらえ直し始めています」とのこと。藤原帰一東大教授は尖閣諸島の武力衝突が全面戦争にエスカレートする可能性を指摘する。
連載第一回の1月1日は「そこに戦あり!愛国の線」。
欧州と東アジアのそれぞれの地域内の国境線を歴史的に対比し学んでおくことは、尖閣や竹島問題に向き合うとても有益。
第2回の1月3日は「ロボット戦争 その果てに」。
ロボットの参戦で戦争が様変わりしつつあるが、大量無差別殺人の起源を第一次大戦の機関銃の導入に見る。最もそこには延長線上として捉えきれない戦争の持つ意味の本質的な変化をもたらすという。ロボット戦争の時代には、戦場とは?戦争犯罪とは?戦争の主体とは?といった従来の国際法の枠組み自体が崩れてしまう。
明日以降も連載は続くが、安倍首相が描く「積極的平和主義(積極的戦争主義)」が歴史的にも世界の趨勢からしてもナンセンスであることがくっきりと浮かびあがってきそうである。
その中の一つとして朝日新聞の「第一次世界大戦の遠近法」を紹介したい。
今年2014年は第一次世界大戦の開戦からちょうど100年。
日清戦争、日露戦争、そして日中戦争から太平洋戦争は日本が開戦の当事者であり、それぞれに研究も進んでいるが、第一次大戦は日本も参戦したとはいえ「ヨーロッパの戦争」の印象が強い。
そんな中、今年は開戦100年のメモリアルイアーということもあるが、それ以上に戦争への道をひた走る安倍政権下、現代の出発点として捉え直す意味は大きい。
12月31日はプロローグとして「100年前、遠い悪夢じゃない」。
山室信一京大教授によれば「第一次大戦の歴史を今、世界中の人々が共有遺産としてとらえ直し始めています」とのこと。藤原帰一東大教授は尖閣諸島の武力衝突が全面戦争にエスカレートする可能性を指摘する。
連載第一回の1月1日は「そこに戦あり!愛国の線」。
欧州と東アジアのそれぞれの地域内の国境線を歴史的に対比し学んでおくことは、尖閣や竹島問題に向き合うとても有益。
第2回の1月3日は「ロボット戦争 その果てに」。
ロボットの参戦で戦争が様変わりしつつあるが、大量無差別殺人の起源を第一次大戦の機関銃の導入に見る。最もそこには延長線上として捉えきれない戦争の持つ意味の本質的な変化をもたらすという。ロボット戦争の時代には、戦場とは?戦争犯罪とは?戦争の主体とは?といった従来の国際法の枠組み自体が崩れてしまう。
明日以降も連載は続くが、安倍首相が描く「積極的平和主義(積極的戦争主義)」が歴史的にも世界の趨勢からしてもナンセンスであることがくっきりと浮かびあがってきそうである。
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