池田こみちさんを講師に招いての「ちょっと待った!がれきの受け入れ」と題しての学習会が輪島市内で開かれた。
きちんと報告をしたいところだが、あまりに内容が濃く、今日は簡単な感想を。
一言でいえば、「能登半島地震の恩返し」論を木端微塵に粉砕する明確な広域処理批判、がれき受入不要論だった。
宮城、岩手のがれき量は再精査によって大幅に減少した。政府はそれでも岩手県内の可燃物は増えたとして広域処理の必要性を引き続き訴えているが、仮設焼却炉の建設が今後さらに拡大することから域内処理が可能であることが具体的な数字をもって明らかにされた。
せっかく高額な仮設焼却炉を建設したのに、わざわざ輪島に持ってきて焼却するなど、税金の無駄使いもいいところだ。
さらに問題なのは処理コストである。岩手県のホームページによれば宮古地区広域行政組合による処理単価が16,300円/t(運搬費含む)なのに対し、東京での広域処理単価は59,000円である。輪島まで運べばさらに高くなることは明らか。
輪島市への受け入れは6000tとされているから、仮に東京都同じ単価なら2億5620万円も高くつく。被災地で処理できるのだから被災地で処理し、余った予算は復興支援に回せばいいではないか。
さらに輪島市は受入の安全対策としてクリーンセンターのバグフィルターの交換と焼却炉の補修を予定する。6月議会では補正予算に7000万円が計上された。
北國新聞(5月24日)
池田さんは、バグフィルターの放射性セシウム除去率が99.99%という環境省の説明は、ぺーパー一枚だけのなんら科学的評価に耐えうる根拠を示すものではないと一刀両断。
さらにごみ処理問題のスペシャリストしてバグフィルターの原理を説明する。バグフィルターは自らの目詰まりを利用して濾過効果を高めるもので、新しければ効果が高いとは必ずしもいえない。濾過効果は確率論的で日々変動する。また高温の焼却でガス化したものは捕捉できないとのこと。
北國新聞はこれぞ安全対策!と大見出しで紹介したが、まさに受け入れキャンぺーンのお先棒を担いでいることを自ら表明するような記事である。
要は、被災地支援を名目に国のお金で輪島市のクリーンセンターの補修をやろうという話ではないか。まさに「ちょっと待った!」である。
サンプル調査でのセシウム不検出にも疑問を投げかける。過去のデータから判断するともっと高い放射能が検出されも何ら不思議ではない。サンプル調査用のがれきではないだろうが、どこのがれきをどんなふうに取り、どこでどうやって測定したのか明らかにすべきである。果たして全体を代表するサンプルかどうか疑問とのこと。
また仮に公表された数値通りならば、現地でのリサイクルなど様々な利用、活用方法もありうるわけで、わざわざ高額な運搬費をかけてまで輪島に持ち込む理由はなおさらないと指摘する。
がれき受入方針を一旦表明したら起動修正が効かず、突き進むだけ。霞が関でもよく聞く政策の硬直性だが、まさに輪島市も同様か。
いや、最初からがれき処理の利権が目的だったといわれても仕方がないかもしれない。
6月議会で市議会は受け入れの決議をするともいわれているが、とんでもない話である。今日の学習会、市議全員に案内がいっているはずだが、残念ながら一人も参加していただけなかった。しかし、多くの市民はがれき問題をさらに学習し、受け入れ反対に一段と確信を強めたことだけはしっかり認識された方がいい。
きちんと報告をしたいところだが、あまりに内容が濃く、今日は簡単な感想を。
一言でいえば、「能登半島地震の恩返し」論を木端微塵に粉砕する明確な広域処理批判、がれき受入不要論だった。
宮城、岩手のがれき量は再精査によって大幅に減少した。政府はそれでも岩手県内の可燃物は増えたとして広域処理の必要性を引き続き訴えているが、仮設焼却炉の建設が今後さらに拡大することから域内処理が可能であることが具体的な数字をもって明らかにされた。
せっかく高額な仮設焼却炉を建設したのに、わざわざ輪島に持ってきて焼却するなど、税金の無駄使いもいいところだ。
さらに問題なのは処理コストである。岩手県のホームページによれば宮古地区広域行政組合による処理単価が16,300円/t(運搬費含む)なのに対し、東京での広域処理単価は59,000円である。輪島まで運べばさらに高くなることは明らか。
輪島市への受け入れは6000tとされているから、仮に東京都同じ単価なら2億5620万円も高くつく。被災地で処理できるのだから被災地で処理し、余った予算は復興支援に回せばいいではないか。
さらに輪島市は受入の安全対策としてクリーンセンターのバグフィルターの交換と焼却炉の補修を予定する。6月議会では補正予算に7000万円が計上された。
北國新聞(5月24日)
池田さんは、バグフィルターの放射性セシウム除去率が99.99%という環境省の説明は、ぺーパー一枚だけのなんら科学的評価に耐えうる根拠を示すものではないと一刀両断。
さらにごみ処理問題のスペシャリストしてバグフィルターの原理を説明する。バグフィルターは自らの目詰まりを利用して濾過効果を高めるもので、新しければ効果が高いとは必ずしもいえない。濾過効果は確率論的で日々変動する。また高温の焼却でガス化したものは捕捉できないとのこと。
北國新聞はこれぞ安全対策!と大見出しで紹介したが、まさに受け入れキャンぺーンのお先棒を担いでいることを自ら表明するような記事である。
要は、被災地支援を名目に国のお金で輪島市のクリーンセンターの補修をやろうという話ではないか。まさに「ちょっと待った!」である。
サンプル調査でのセシウム不検出にも疑問を投げかける。過去のデータから判断するともっと高い放射能が検出されも何ら不思議ではない。サンプル調査用のがれきではないだろうが、どこのがれきをどんなふうに取り、どこでどうやって測定したのか明らかにすべきである。果たして全体を代表するサンプルかどうか疑問とのこと。
また仮に公表された数値通りならば、現地でのリサイクルなど様々な利用、活用方法もありうるわけで、わざわざ高額な運搬費をかけてまで輪島に持ち込む理由はなおさらないと指摘する。
がれき受入方針を一旦表明したら起動修正が効かず、突き進むだけ。霞が関でもよく聞く政策の硬直性だが、まさに輪島市も同様か。
いや、最初からがれき処理の利権が目的だったといわれても仕方がないかもしれない。
6月議会で市議会は受け入れの決議をするともいわれているが、とんでもない話である。今日の学習会、市議全員に案内がいっているはずだが、残念ながら一人も参加していただけなかった。しかし、多くの市民はがれき問題をさらに学習し、受け入れ反対に一段と確信を強めたことだけはしっかり認識された方がいい。
輪島市処理場バグフィルターの現状は?
http://tsunamiwaste.blogspot.jp/2011/06/blog-post_7813.html
http://youtu.be/gDOEs2_ONGM
瓦礫は、土台の5%
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進む仮設焼却施設
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ほんとうに世界農業遺産にまで登録された能登で瓦礫焼却が、必要かが疑問。
農業遺産の環境や、子供のDNAを守ることに、輪島市だけが決めてはならない!
3日の北國新聞で2日の講演会についてかなり事実と異なるような記事になっているという話があります。池田先生が瓦礫サンプル調査で安全だと言ったとか。
ttp://kousinetu.machi.to/bbs/read.pl?IMODE=TRUE&KEY=1327671781&BBS=kousinetu
事実なら抗議すべきだと思います。主催者に記事の確認などないのでしょうか?
少なくとも、講演者の池田こみち先生にとっては、腹が立つとかいう問題どころで済まないのではないでしょうか?全く違うことを報道されているのですから。
他にも同じような方がおられると思いますので、こちらの記事のリンクをFacebookに掲載させていただきたいと思います。
ゴミは出すけれど後のことは知った事じあない。それはあまりにも無責任。焼却施設近隣住民を、風評被害の犠牲にしてはならない。議員が自分の地区に施設があったとしたらどうゆう行動をとるのか?数字ではない!大義ではない!大勢ではない!郷土愛である。
フリージャーナリストの岩上安見チャンネル福岡で過去の録画もたくさん見れます。IWJ福岡といいます。ご存じでなければご覧ください。
http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukuoka1/videos
三重県松阪市の呆れた説明会も中継してくださいました。IWJ三重もできました。三重も会がいくつもできています。http://ansinmie.seesaa.net/
三重松阪市の呆れた説明会
http://www.ustream.tv/recorded/22887953
輪島説明会も、お願いして中継してもらったらいかがでしょう?
北九州市の焼却施設に近い、地元説明会では、160名のところ、午後の説明会に午前9時から、仕込みの賛成派を160名入れて地元市民が入れなかったようです。動画で見ました。いたる所でそのような姑息な手段を取っています。
今日輪島市環境対策課に電話し、反対意見を話し、北九州のような仕込みをしないようにいいました。そのような事はしないと、平田さんという職員が出ておっしゃいましたが1時半開場と同時に受付とのこと、先着順ということでしたので、要注意です。
松阪市では、しこみも動員されていたようでしたが、反対市民は負けていませんでした。
能登の自然、農作物、海産物を何としても守りぬいていただきたいです。
瓦礫でなく、これからも増えるかもしれない関東、東北の避難されて来る人々の受け入れこそ真の絆、利権の絆では無く、命の絆と思います。
http://numayu.blogspot.jp/2012_06_01_archive.html
本当はもっと詳しく報告できるといいんですが、なかなか手が回らなくてすいません。
ただ、この間、梶市長が主張してきた能登半島地震の「恩返し論」を裏付ける根拠はなく、むしろ輪島市による輪島市のための「がれき受入」であることがはっきりわかった講演会でした。
恩返しなんだから反対しにくなぁという方にぜひ伝えていただきたいと思います。
しかし民衆を一党独裁の社会主義に先導していく左翼の方がもっと怖いです。