志賀原発に事故が起きたらどこに逃げればいいのか?
県民の切実な問いに対し、県は市町単位の緊急避難先の割振りを発表した。
志賀原発の北側にいる住民は、下記の一覧のように半島先端方向に逃げることとされた。
とにかく30キロ圏外に逃げれば大丈夫!
こんな考え方に基づく。
半島先端方向への避難に難色を示す県議会の中の意見に対し、危機管理監から30キロ圏は基本的に安全との答弁もある。
しかし、福島の事故を教訓にしたら、そんなことは言えないだろうということは多くの県民の率直な印象だろう。
それを裏付けるシミュレーションが昨日発表された。
(株)環境総合研究所の青山貞一さんと鷹取敦が作成したシミュレーションである。
このシミュレーションは昨日、輪島市で開催された池田こみちさんの講演会で初めて公開された。
想定は福島第一原発事故の3月15日時点の放出量の半分を想定。
30キロ圏外へ避難すれば大丈夫だろうという淡い期待は見事に否定された。
特に2枚目の南西の風が吹いたケースをご覧いただきたい。
6月9日に実施される原子力防災訓練で、原発の北側に住む住民が逃げる方向と重なる。避難住民は放射能の中を放射能とともに移動するようなものである。
輪島市や能登町、そして珠洲市へ避難した住民を待つ放射能は3月15日時点での福島市内の放射線量に相当する。「なんだ、福島市なら避難区域じゃないし大丈夫じゃないか」と思ったら大間違い。現在の防災計画でも避難するかコンクリート建屋の屋内に避難すべきレベルである。当然、受け入れる珠洲市などの市民もそのままというわけにはいかない。
つまり南西の風が吹く時は違う方向に逃げなければいけないのである。
しかし、海へ飛び込むしかないというのが半島先端の悲しい現実。
風向きによっては逃げられない、つまり防災計画が成り立たないのである。
百歩も一万歩も譲って原発の存在を認めたとしても、志賀の立地は許されないのである。
残された道は廃炉しかない。
もちろんそれでも使用済み核燃料対策は残るが・・・
県民の切実な問いに対し、県は市町単位の緊急避難先の割振りを発表した。
志賀原発の北側にいる住民は、下記の一覧のように半島先端方向に逃げることとされた。
とにかく30キロ圏外に逃げれば大丈夫!
こんな考え方に基づく。
半島先端方向への避難に難色を示す県議会の中の意見に対し、危機管理監から30キロ圏は基本的に安全との答弁もある。
しかし、福島の事故を教訓にしたら、そんなことは言えないだろうということは多くの県民の率直な印象だろう。
それを裏付けるシミュレーションが昨日発表された。
(株)環境総合研究所の青山貞一さんと鷹取敦が作成したシミュレーションである。
このシミュレーションは昨日、輪島市で開催された池田こみちさんの講演会で初めて公開された。
想定は福島第一原発事故の3月15日時点の放出量の半分を想定。
30キロ圏外へ避難すれば大丈夫だろうという淡い期待は見事に否定された。
特に2枚目の南西の風が吹いたケースをご覧いただきたい。
6月9日に実施される原子力防災訓練で、原発の北側に住む住民が逃げる方向と重なる。避難住民は放射能の中を放射能とともに移動するようなものである。
輪島市や能登町、そして珠洲市へ避難した住民を待つ放射能は3月15日時点での福島市内の放射線量に相当する。「なんだ、福島市なら避難区域じゃないし大丈夫じゃないか」と思ったら大間違い。現在の防災計画でも避難するかコンクリート建屋の屋内に避難すべきレベルである。当然、受け入れる珠洲市などの市民もそのままというわけにはいかない。
つまり南西の風が吹く時は違う方向に逃げなければいけないのである。
しかし、海へ飛び込むしかないというのが半島先端の悲しい現実。
風向きによっては逃げられない、つまり防災計画が成り立たないのである。
百歩も一万歩も譲って原発の存在を認めたとしても、志賀の立地は許されないのである。
残された道は廃炉しかない。
もちろんそれでも使用済み核燃料対策は残るが・・・
これはショックですね。