以下、今日の夜のニュースから。
(石川テレビ)
東日本大震災のがれき受け入れで講習会
東日本大震災で発生したがれきの処分をめぐり金沢市で勉強会が開かれました。国の担当者は「がれきを焼却しても健康に影響がない基準を設けている」と協力を求めました。勉強会には、廃棄物処理に関わる6つの市と町や10の事務組合などから49人が参加しました。はじめに、震災がれきの受け入れを検討している輪島市の職員が「がれき周辺の空間放射線量は輪島市より低く、住宅地にがれきが積まれたままでは完全復興は不可能」と宮城県を視察した様子を説明しました。また環境省で中部地方の廃棄物などを担当する木野修宏課長が「人体に影響がないレベルでの受け入れ基準を定めている」と安全性を訴えました。そして廃棄物の処理費用や放射線量の測定費用はすべて国が負担することなどを説明し被災地の復興に向け協力を求めました。被災地のがれきなどは東京都がすでに受け入れを始めていますが、目に見えない「放射線」への不安もあり住民の理解を得るのは難しいのが現状です。
(NHK金沢)
震災がれきの受け入れを議論
東日本大震災の被災地で出たがれきの処理について県や自治体の担当者などが話し合う会議が金沢市で開かれ、国の担当者ががれきの処理を県内でも受け入れるよう出席者に理解を求めました。
会議は、震災の被災地で出たがれきの処理が課題となるなか、被災地のがれきの現状や懸念されている放射性物質の問題について県や自治体、それに広域事務組合の担当者の間で情報を共有しようと金沢市鞍月の県地場産業振興センターで開かれました。
会議ではまず、県内で初めてがれきの受け入れを検討している輪島市の担当者が先月、宮城県で行った視察の結果を報告しました。
このなかでは、▼被災地では今なお、がれきが山となって積まれていることや、▼がれき置き場の空気中の放射線量は輪島市とほとんど変わらなかったことなどを報告しました。
続いて、環境省の担当者が、がれきを受け入れる際の安全基準として焼却後の灰の放射性物質の濃度を1キログラムあたり8000ベクレル以下と定めていることを紹介し、▼この基準は国際的な見地から設定したもので▼被災地のがれきの焼却灰はこの基準を下回っていることなどをあげ、がれきの処理を県内でも受け入れるよう出席者に理解を求めました。
これに対して出席者からは「被災地に焼却炉をもっと作れば良いのではないか」といった質問が出され、環境省の担当者は「時間的にも手続き的にも難しく全国で処理を受け入れてほしいというのが国の考え方だ」と述べました。
出席者のひとりは「がれきの安全性が確認されれば受け入れるべきとは思うが、実際に受け入れるかどうかは住民の理解が一番だ」と話していました。
表向きは各自治体廃棄物担当者が集まり、住民からの震災がれきについての問い合わせや意見に対応できるよう勉強会を開催したということだが、国の担当者から各自治体に直接受け入れを要請したことが最大のポイントである。
一片の通知ではなく直接石川まで足を運んで必要性、安全性を訴えたのに、それでも拒否するの?輪島市は頑張っているよね、ということである。
国のお粗末な安全論議に乗る必要はないが、おそらく今日も説明されたであろう環境省の言い分は各自治体を通じてどんどん出てくる可能性があるので、私たちも事前に知っておいた方がいい。
(参考) 環境省 災害廃棄物の広域処理概要
基本的な問題点はこの間指摘してきたが、さらに加えて1点だけ指摘しておきたい。
輪島市クリーンセンターはストーカ式なので焼却灰は33倍に濃縮される。240ベクレル/kg以下のがれきなら焼却灰は環境省基準の8000ベクレル/kg以下となる。
輪島市が受け入れを検討している名取市や石巻市の焼却炉の焼却灰の測定濃度は、不検出が一つあるが、他は311~1988ベクレル/kgである。
確かに環境省の8000という基準値を大幅に下回っているが、原子炉等規制法で厳格に管理するよう定められた100ベクレル/kg以上という数値は大幅に上回っている。
あらためて輪島市は宮城県からがれきのサンプルを送ってもらい、県保健環境センターで測定するとのことだが、この数値から考えると、サンプルの濃度は10~60ベクレル/kg(焼却炉が流動床なら濃縮は半分なので20~120ベクレル/kg)程度となる。これを下回る数値が発表されても、平均的ながれきと受け止めない方がいいだろう。
(石川テレビ)
東日本大震災のがれき受け入れで講習会
東日本大震災で発生したがれきの処分をめぐり金沢市で勉強会が開かれました。国の担当者は「がれきを焼却しても健康に影響がない基準を設けている」と協力を求めました。勉強会には、廃棄物処理に関わる6つの市と町や10の事務組合などから49人が参加しました。はじめに、震災がれきの受け入れを検討している輪島市の職員が「がれき周辺の空間放射線量は輪島市より低く、住宅地にがれきが積まれたままでは完全復興は不可能」と宮城県を視察した様子を説明しました。また環境省で中部地方の廃棄物などを担当する木野修宏課長が「人体に影響がないレベルでの受け入れ基準を定めている」と安全性を訴えました。そして廃棄物の処理費用や放射線量の測定費用はすべて国が負担することなどを説明し被災地の復興に向け協力を求めました。被災地のがれきなどは東京都がすでに受け入れを始めていますが、目に見えない「放射線」への不安もあり住民の理解を得るのは難しいのが現状です。
(NHK金沢)
震災がれきの受け入れを議論
東日本大震災の被災地で出たがれきの処理について県や自治体の担当者などが話し合う会議が金沢市で開かれ、国の担当者ががれきの処理を県内でも受け入れるよう出席者に理解を求めました。
会議は、震災の被災地で出たがれきの処理が課題となるなか、被災地のがれきの現状や懸念されている放射性物質の問題について県や自治体、それに広域事務組合の担当者の間で情報を共有しようと金沢市鞍月の県地場産業振興センターで開かれました。
会議ではまず、県内で初めてがれきの受け入れを検討している輪島市の担当者が先月、宮城県で行った視察の結果を報告しました。
このなかでは、▼被災地では今なお、がれきが山となって積まれていることや、▼がれき置き場の空気中の放射線量は輪島市とほとんど変わらなかったことなどを報告しました。
続いて、環境省の担当者が、がれきを受け入れる際の安全基準として焼却後の灰の放射性物質の濃度を1キログラムあたり8000ベクレル以下と定めていることを紹介し、▼この基準は国際的な見地から設定したもので▼被災地のがれきの焼却灰はこの基準を下回っていることなどをあげ、がれきの処理を県内でも受け入れるよう出席者に理解を求めました。
これに対して出席者からは「被災地に焼却炉をもっと作れば良いのではないか」といった質問が出され、環境省の担当者は「時間的にも手続き的にも難しく全国で処理を受け入れてほしいというのが国の考え方だ」と述べました。
出席者のひとりは「がれきの安全性が確認されれば受け入れるべきとは思うが、実際に受け入れるかどうかは住民の理解が一番だ」と話していました。
表向きは各自治体廃棄物担当者が集まり、住民からの震災がれきについての問い合わせや意見に対応できるよう勉強会を開催したということだが、国の担当者から各自治体に直接受け入れを要請したことが最大のポイントである。
一片の通知ではなく直接石川まで足を運んで必要性、安全性を訴えたのに、それでも拒否するの?輪島市は頑張っているよね、ということである。
国のお粗末な安全論議に乗る必要はないが、おそらく今日も説明されたであろう環境省の言い分は各自治体を通じてどんどん出てくる可能性があるので、私たちも事前に知っておいた方がいい。
(参考) 環境省 災害廃棄物の広域処理概要
基本的な問題点はこの間指摘してきたが、さらに加えて1点だけ指摘しておきたい。
輪島市クリーンセンターはストーカ式なので焼却灰は33倍に濃縮される。240ベクレル/kg以下のがれきなら焼却灰は環境省基準の8000ベクレル/kg以下となる。
輪島市が受け入れを検討している名取市や石巻市の焼却炉の焼却灰の測定濃度は、不検出が一つあるが、他は311~1988ベクレル/kgである。
確かに環境省の8000という基準値を大幅に下回っているが、原子炉等規制法で厳格に管理するよう定められた100ベクレル/kg以上という数値は大幅に上回っている。
あらためて輪島市は宮城県からがれきのサンプルを送ってもらい、県保健環境センターで測定するとのことだが、この数値から考えると、サンプルの濃度は10~60ベクレル/kg(焼却炉が流動床なら濃縮は半分なので20~120ベクレル/kg)程度となる。これを下回る数値が発表されても、平均的ながれきと受け止めない方がいいだろう。
もちろん輪島の表明は阻止するつもりですが・・せめて輪島だけで表明していればいいものを、他市を巻き込まないで欲しい。
環境省が直々に来るというのは嫌な予感です。
この際輪島市をダシにして石川県に言い寄ってくるといった感じでしょうか。完全に弱みを握られ、たかられている感じで不快ですね。
しかし出席者から「被災地に焼却炉をもっと作れば良いのではないか」といった質問が出たのはまだ良かった。もっと乗り気な感じなら目も当てられないところ。
石川県もここが正念場、県民は環境汚染省の言いなりになってはいけませんね。ここでNOと言わなければ、汚染無き故郷が死の灰舞う地になってしまいます・・。
大阪の箕面市が瓦礫受け入れしない意向を示しました。震災がれきの受入れについては、放射性物質による市民の健康と安全への影響に対する懸念を払しょくすることがでいという理由。
これが自治体の首長としての当たり前の感覚ではないでしょうか。輪島市長も早く気づいて欲しいです。
輪島市の瓦礫受入れ検討のニュースを耳にしたときから、いてもたってもいられない日々です。
輪島市役所に、反対意見のメールを送信しましたが、返信もなく、手応えもなく、泣きたい気持ちだったところ、こちらに辿り着きました。
山が放射能から守ってくれた貴重な土地に、わざわざ放射性物質を運びこむことが、本当に復興の支援になるのか疑問です。
放射能に汚染された地域で、今も被曝している子供たちに、汚染されていない食糧をどしどし生産して送ってあげてほしいと思います。
また、汚染地域の子どもたちの保養地としての役割も担えると思います(ある程度の期間、汚染されていない土地で保養すれば体内の放射性物質を排出できるそうです。チェルノブイリ事故で被曝した子供たちは、一定期間、汚染されていない土地で保養するそうで、日本でもボランティアで受入れているところがあります)。
汚染されていない土地は、守り抜くべきだと思います。
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東北や関東を中心とした16都県の産業廃棄物焼却施設約650カ所のうち
計110カ所をサンプル調査した結果、岩手、福島、千葉3県の計6カ所で焼却灰やばいじんから
1キログラム当たり8千ベクレルを超す放射性セシウムを検出したと発表した。最高値は
福島県内の施設のばいじんで同14万4200ベクレル。
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他の廃棄物1トンを混ぜれば希釈され・・・
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がれき1万トン中の放射性セシウムは10億ベクレルです。その他の核種の放射性物質も含まれる可能性がありますが、測定されていません。
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拡散反対です。