今年3月25日に発足した能登キャンパス構想推進協議会が主催する公開シンポジウム。
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6月県議会では谷本知事が能登キャンパス構想について、宮下正博県議の質問に答えて次のように述べています。
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第一点は、能登キャンパス構想推進協議会についての御質問がございましたが、今月下旬に設立予定ということで今作業を進めておるわけでありますが、この協議会は能登の活力の向上を図っていこうということで、今御指摘がございました高等教育機関が存在しない能登を一つのキャンパスとして見立てまして、能登を舞台とした研究あるいは学生の交流、さらには地域貢献活動、こういったものを行うということにいたしておるわけであります。
これまでの高等教育機関と地域との連携の取り組みということになりますと、個々の研究プロジェクトごとの取り組みというのが中心でございました。どちらかといえば地域が受け身ということでありましたけれども、今回の取り組みは高等教育機関が存在しない能登において、高等教育機関はもとより県、そして地元自治体も積極的に参画をする組織、協議会を立ち上げて研究、地域貢献など幅広い活動を総合的に推進するということにしております点が特徴であろうと思います。このような取り組みは全国でも例がない、このように聞いております。来年度は夏には全国で初めての取り組みとして地域の再生に取り組んでいる全国の約五十校の大学関係者が一堂に会する全国会議、仮称でありますけれども地域再生人材大学サミットを開催いたしまして能登を全国の大学に発信をしていくということにいたしております。また、能登の特性を生かした研究あるいは地域貢献活動に取り組む学生のサークル活動などを促進をすることによりまして、能登における地域課題の解決や学生の交流人口の拡大を図る取り組み、こういったことも行うということにいたしております。
本県は御指摘がございましたように人口当たりの学校数が全国第二位ということで高等教育機関の集積がもともと高い地域でありますし、人口当たりの学生数も全国第三位と多くの若い学生に恵まれておるわけであります。この協議会の活動を通じて高等教育機関と地域との連携が一層促進をされ、高等教育機関の高い集積という本県の強みを最大限に生かしながら大学の知と学生の若い力が能登を元気にすると同時に、若い学生諸君が地域資源に恵まれた能登で人々との触れ合いを通じて本県あるいは我が国の将来を担う人材として育ってほしい、こういう期待もいたしておるところでございます。
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2011年8月26日北國新聞社説「世界農業遺産発信 キャンパス構想とも連動を」もぜひ参照を。
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