北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

北陸に適した小水力発電

2011-08-16 | 脱原発
 お盆休みとはいえ、永田町は民主党代表選挙への動きが活発化してきた。
 国政のニュースに対するコメントから最近遠ざかっているが、相変わらずわからないことが多い。
 野田財務大臣は大連立を掲げて立候補の意向とのこと。ところが報道では自民党はその気なし。公明党など頭から拒否。 
 私は大連立などとんでもないと思うが(政策ごとの協議を全党派で重ねるべき)、仮に大連立を掲げるつもりなら水面下で交渉し、下ごしらえくらいできてから口にすべきだと思うが、そんな気配もないようである。
 代表選、この先どうなるか全くわからないが、大連立を掲げて代表になっても、仕事を始める前に政権の枠組みで頓挫、なんて話しにならない。

 とかく政治手法が稚拙といわる松下政経塾出身、それも1期生の野田氏。いきなり大丈夫かぁ~という感じである。 

 国政はともかく、今日の北國新聞の社説は小水力発電をテーマに「北陸に適した新エネルギー」と掲げている。

 先の長野・富山視察で小水力発電の様々な取り組みを見てきて、まさにその通りだと思う。
 実は1996年に策定された石川県の新長期構想(~2010年)では小水力発電の普及を掲げていた。
 残念ながら水利権の手続きなどに課題があり、ほとんど普及させることはできなかったが、いよいよこれから地域エネルギーとしての小水力発電拡大の時代に向かう。

 もっとも小水力の主役は富山と加賀。能登はやはり風力優先(すでに74基と全国有数の風力発電基地となっている。稼働率20%の単純計算で5万世帯分)だが、小水力エネルギーもないわけではない。
 金沢市が浄水場の導水菅の落差を活用した発電設備を計画しているように、どこでも水の流れと落差があるところでは活用可能だ。
 
 様々なアイデアと技術開発、そして国の「大」ではなくても、ちょっとした手続きの緩和、そして少しの買い取り単価の引き上げで普及の勢いはつく。
 


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