2011年3月から停止したままの志賀原発。
まもなく9年と6カ月となるが、これだけの間、発電所が発電しなかったらさぞや職員は暇だろうし、「もしかして施設は閑散としてるんじゃないの?」と心配(?)している人もいるかもしれない。
そんな人のために最近の志賀原発の様子を写真で紹介します。
敷地周辺に確保した駐車場はほぼ満車。
入口ゲート周辺もいっぱい。
発電所職員にプラスして新規制基準適合に向けた安全対策工事(下記図参照)のための作業員の車もあるのだろう。
春のコロナ緊急事態宣言下でもお構いなし。
この間、ずっと作業は進められている。
(北陸電力広報パンフレットより)
これらの駐車場は3.11以前はなかったと思うが、ただでさえ狭い志賀原発の敷地内では、断層調査であちこちトレンチやボーリングが掘られ、加えて新たな施設の設置も求められ、駐車場の場所を確保できなくなっているのだろう。
(グーグルマップより)
かつては松林がかなり残されていたが、上空から見ると緑がかなりなくなってる。
敷地内の土木工事はまだまだ続いてる。
私が心配する話ではないが、新規制基準合格となったら、特定重大事故等対処施設(いわゆるテロ対策施設)も作らなければならない。現在の敷地内で残されているのは発電所後方の裏口ゲート周辺くらいか。
町道?(県道?)のすぐ近くとなり、施設の安全確保は大丈夫?
荷上場に続く桟橋の下には冷却水の取水配管が何本も走り、その直下や周辺には21本の断層が確認されている。
ここにも作業員が。
原子力規制委員会の審査会合に提出するデータの取得がまだ続いているのか?
全国でも異例の県道のそばに建設された志賀原発。
かつては1、2号機の姿を県道からしっかり確認することができたが、今は防潮堤の上に頭を出すだけとなった。
こちらから中は覗けなくなったが、向こうからこちらはしっかり監視されている。
ここにも、あそこにも・・・
裏口ゲートでは「あやしい人物!」と警備員がすぐ飛び出してくる。
コロナ禍で遠出を控え、能登をドライブする皆さん。
敷地の中の動きはなかなか把握できませんが、多くの方が志賀原発の周辺の様子をウォッチし合うことで、また見えてくるものがあるかも。