しばた未来さんと柳沢協二さんのトークで集団的自衛権について学ぶ集会が七尾市で開催された。
昨日は金沢、そして今日の午前中は小松でも開催されており、ラストが七尾会場だ。
本日の集会の副題は「日本の守り方をみんなで考えよう」。
しばたさんとのトークの中で論点が掘り下げられていく。
集団的自衛権の行使容認を含む安保法制の強行可決に対して私たちは立憲主義を知らない!憲法違反だ!と批判してきた。
対する賛成派は、中国や北朝鮮の動きを取り上げ、現実の国際政治の中で日本を守るためには集団的自衛権は必要だという。
憲法論vs.現実政治の構図になると水掛け論に陥りがちだが、柳沢さんは現実に日本を守るためには集団的自衛権はいらない、いやむしろ日本は危険になるという立場だ。
柳沢さんの経歴をあらためて紹介すると、1970年に当時の防衛庁に入庁し要職を歴任。
2004年から2009年まで、小泉内閣、第一次安倍内閣、福田内閣の下で内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)を務めている。
自民党政権の裏方を支えてきた官僚だ。
その経験に基づく「集団的自衛権はいらない!」の主張は説得力満点、かつ具体的。
世論調査を見る限り、安保法制には反対だけど安倍政権は支持するという人も少なからずいる。
しかし、安倍政権によって日本の安全保障環境はかつてない危機に直面している。
まさに「日本の守り方を(自民党支持者も一緒になって)みんなで考えよう」が今日的重要課題だ。
私たちがまずやらなければいけないこと、それは安保法制を発動させないために参議院での与党の議席を過半数割れに追い込むことだ。
来る参議院選挙の最大の争点を改めて参加者一同確認しあえた集会だった。
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