梅雨明け以降ようやく夏らしい陽射し。
市内の塩田関係の皆さんは大忙しの一日だったことだろう。
ところで4月9日のブログで「今シーズンの塩づくり終了!」と書いたが、その続編を少し紹介したい。
その前に1月23日のブログ「初めての塩づくり」をよろしければご覧いただきたい。
最後の仕上げにフライパンを使い、水分を飛ばしてサラサラにしたのである。
塩はサラサラになった。
だけどフライパンは・・・残念ながら再起不能となってしまった。
大目玉を食らったのは言うまでもない。
そこで2回目は少々時間がかかっても天日乾燥でサラサラに仕上げようと方針転換。
収穫した塩は約1.2キロ。
5%濃縮水20Lを使っているので塩は1キロのはず。
余分な約200グラムは水分である。
ずしんと重い。
それでも暑い日に数日干せば大丈夫だろうとタカをくくっていたが、いつになっても湿ったままで変化が見えてこない。
塩は湿気を吸収しやすいが、吸収した水分を逃がしにくい性質もあるようだ。
底の方はシャーベット状態である。
蒸発しないなら、ザルを使って水気を切ろうと次の手を打つ。
一晩おくと受け皿にはかなりの水が溜まる。
これはいけるかと思ったが、これもある程度水気を切る効果はあるが、サラサラまではいきそうもない。
あの手この手で試行錯誤を繰り返してたどり着いたのがすり鉢。
すりこ木で塩をすりつぶしながら、すり鉢の底にたまった水分(ほぼにがり成分だろう。舐めると苦い!)をペーパーで吸い取る作業を繰り返し、今日、ようやく水分が溜まらない状態に。
塩の粒子も小粒になってほぼサラサラ状態。
もう2~3日、暑い陽射しがあれば完璧だと思う。
最後の仕上げを甘く見ていたおかげで「終了!」から約4か月後、ようやく本当の「終了!」を迎えられそうだ。
最後に疑問を一つ。
塩田の事業者の皆さん、この最後の仕上げの乾燥はどうやってるのかな。
店頭で売られている天然塩はサラサラだ。
塩田村などでは海水を煮詰めて塩を取り出すところまでしか聞いていなかったような気がする。
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