北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

珠洲市議会12月定例会開会

2011-12-06 | 珠洲市議会
 珠洲市議会12月定例会が今日、開会した。

 冒頭「TPP交渉参加の反対に関する決議」が議長を除く13人中12人の賛成多数で可決された。
 反対は浜田隆伸議員。TTPについては国民の間でも賛否両論あるので、彼なりに思いを貫くのは立派。ただ、改選前の昨年12月議会では彼を含めた全会一致でTPPに慎重な対応を求める請願が採択されているので、今回反対に転じた理由について明確にした反対討論をぜひおこなってほしかった。討論なしの反対はちょっぴり残念。
 
 続いて市長から補正総額約2億9千万円の補正予算をふくめ13の議案が提案され、監査委員(吉田俊夫氏の再任)の選任同意の議案はただちに採決、可決された。

 市長提案説明の中で、今年度予算の中の懸案事項となっているきのうら荘改築問題について、10月に立ち上げた「木ノ浦における観光交流拠点施設のあり方検討会」の議論を踏まえ慎重に検討するとし、事実上、今年度内の新施設の設計の先送りを表明した。
 生煮えで見通し不透明な中、現施設の解体と新施設の設計費を今年度予算に盛り込んだことは明らかに拙速であった。以前にも書いたが、議会側も、そうした予算案に批判的意見がありながら、修正もなしに可決した責任はある。

 ところで、本会議前の議員全員協議会では、市長から昨日、奥能登広域圏事務組合(珠洲市・輪島市・能登町・穴水町)の各首長の会議があり、そこで原発防災や安全協定についても協議したと報告があった。

 9月議会では、奥能登2市2町で連携して対応すべきというわたしの質問に後ろ向き答弁でかわした市長だったが、輪島市の梶市長のリーダーシップで協議開始といったところか。
 梶市長は30キロ圏自治体(七尾や羽咋など)での連携の前に、まずは奥能登2市2町で連携していこうというスタンスであり、今後の踏み込んだ議論を期待したい。

 今後、県に対する要望事項について、2市2町統一の要望事項と、各自治体毎の要望事項に整理していくとのことであり、私の方からもどんどん注文をつけていきたい。

 ようやく奥能登も原発対応で動きだしそうである。


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